五色の栞 赤の章
『別れの桜は #赤に舞う』チーム桜
【作・演出】タニモトユーヤ
100分、
少女漫画成分の演劇作品を堪能した。
タイトルにある別れの桜の季節、
葉桜の季節に上演の作品だ。
昨今あるタイムリープのリベンジもの。
しかし今作の下地にある少女漫画成分は濃厚。
漫画量かなり読み込み歴があるように見える。
また今作、2チームあるというのだが、
今回目にしたのは「チーム桜」の方。
そして一目瞭然で、
濃厚な稽古を繰り返した事が理解できる。
セリフが自然なのだ。
それはキャスト全員が理解した共通言語として脚本を極めたからに他ならない。
その事実がどんなに凄い事なのかは言わずもがなだ。
今作、
知っているキャストさんは2人だけ。
夏井奏くんと、仲野元貴さんだけで他はお初だったように思う。
夏井くんはZTONでの陽キャを、
斜に構え全てを見透かしたようなニヒルさを携え世界を見渡していた。いいね。
仲野さんは本当に久し振りに舞台で観させて頂いた。
年齢をうまく重ねてきちんと厚みのある軽さを演じられており、
当初、こんな先生なら全てを委ねてしまうかも?という抜群の良い先生だったが知らぬ間に裏返る純粋な悪意に震えた。
藍染惣右介寄りの平子真子(笑)
主役3姉妹は抜群の仲のよさだったし、3人とも仲がいいのが積み重ねた強味。
アンドヨさんの全解放は心地よく、気持ち悪い…が僕らおっさんには嫌なほど刺さる。嗚呼、この言葉の斬れ味は可愛い女の子に言われたら殺傷能力が爆上がりするんだと認識、、、、、、人が死ぬぞ!その言葉はぁぁぁぁぁぁぁ!
そして友達2人もめちゃくちゃキャラクターが出ていて仲が良く、この公演で一生の仲間を得たんじゃないかなというくらい逆に羨ましいくらい(笑)2人ともいい女でした!
弁当屋のお2人も達者でうまい。肩をバシッとたたくところなど貫禄だ。
先生役の中谷桜さんだ。これは仲野さんもだが余裕がある演技をしゃきしゃきと行う。物語序盤、生徒への当たりがキツくぎゃんぎゃんだった先生が時折、甘を投下する威力たるや(笑)また緩急がうまい。言葉の置き方もさらさらの雪の如く。さふさふ。
作品の構築も光と影の陰影のつけ方も上手く、
ダンスを含めて様々なエンタメを吸収してまたこれから新しく刻んでゆく可能性を有した劇団であると思う。
キラキラとした美しい軌跡を魅せてくれる、また楽しみな劇団であることは間違いない。
これからにも期待だ。
まぁキラキラ✨️してましたわ!(笑)
【出演者】
チーム『桜』
アンドヨ美穂(演劇集団MALACHITE)
池田真依(OFFICE MINAMIKAZE)
姫野美翔(劇団1mg)
如月優雪(演劇集団MALACHITE)
夏井奏(劇団ZTON)
仲野元貴
中谷桜
兎茉郁季(演劇集団MALACHITE)
有久波亜
谷中志帆
原田凌汰(演劇部覇王樹座)







