劇309 演劇グループSomething 【キル】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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12月22日(木)


演劇グループSomething 【キル】

http://www.geocities.jp/somethingweb1/newhp/nextkouen.html

[兵庫/阪急甲東園]関西学院大学旧学生会館2階ママ上ホール

18:40




脚本:野田秀樹

演出:ゆきひろ


CAST
ひーぐ・井上蛙・和夏月/MASAO・桜田ひつじ・筒井栗八郎・ちゃー/赤井椛・こんば飛鳥・梵ヒロシ/煌・黒沢ゆあん・唐辛志郎・盗美野あずみ/Blue pencil





【感想】

ある方から学生劇団でも演出がいい・・・と聞いて足を伸ばす。


学校名は良く耳にしていたが、初めて学校内に入る。

広い。

迷う。

看板は(木に吊ったりしているチラシ)あるのだが、

その吊ってある現在地が分からないので、かなり迷った。

(客誘導の為の人員配置はしないのかな・・・)

しないという事は、学生のお客さん主体の公演であるからなのか・・・・・

人に聞いたりしてやっとたどり着く。


ここからはネタバレです。

まだ観られてない方は気をつけてください。

















セットは奇抜。

箱のように区切られた中、ざっと白い布をかけて正面右左と、右左の奥端と、真ん中の5箇所を出はけに使うのだが、いい感触がする。

布が綺麗なので、出はけがスムーズなのだ。


photo:01


詰める要素はまだあるものの演出は及第点。

ダンスと映像を使ったり(白い布はスクリーン使用)と、王道のエンタメ要素が入っていて観やすかった。

後は、スムーズに流れを作ること。なのだが、役者の個々の力がまだ足りない。


いやいやそれでも、

限られた照明と、スタイリッシュな舞台セット。

それで、ここまで昇華させた事は素晴らしい。




しかし役者のテンションがちぐはぐなのがやはり気になる。



内輪受けな客出しも仕方ないのかな?

(学内公演でよく見かけられる)

見たことのないお客様に声をかけてこそ広がるのに。



とにかく、ちゃーさんと、ひつじさんに目を奪われる。

この二人はキャストの中でも突出していたように思う。

僕がキャスティング権を握っていたら、ちゃーさんをケッパツに推薦していた。

もっと違う広がりを見せられたはずだ。


後、細かい演出をもっと丁寧にやるべきだと思う。

公演後、演出のゆきひろさんと少しだけお話しをさせて頂いたのだが、今回演出は初めてなのだという。

「あ、そうなんだ!」

それにしては、面白い演出が多かった。

でも、学生なのだから、もっとアグレッシブな方がいいですよ。

学生にしか出来ないむちゃくちゃが欲しい。


多分、「笑の内閣」 とかは、そういったむちゃくちゃが大人になった感じだ。

綺麗にまとまり過ぎて、もったいない。


しかし3回生公演・・・・ということは、匿名劇壇 と同い年か・・・・・

もっと貪欲さが欲しいな・・・と感じつつ冬の道を帰りました。