12月21日(水)
シアターOM。
僕はその場所に居た。
ちょっとその前に・・・・
初めてオカルトライブなるものを体験した。
僕は芝居を織り交ぜたものだと思っていたのだ。
しかし僕が観たのは最後の30分くらいだったのだが、本当に暗い舞台にポツンと稲森さんが立ちぼつりぼつりと怪談話をつぶやいているといった公演だった。
これがまた話術が上手いのだ。
こういった公演をずっと公演の間に挟んで続けてられるんだ。
それは稲森さんの精度も上がるのも仕方ない。
ずっと、そういった場に自分を置いているのだ。
なにやら目からうろこ的な感触を貰った。
そしてオカルトライブが終ってから、客席の仕込を始め、
それから稽古と相成った。
ラストシーン辺りの抜き稽古だった。
オカルトライブを終えたばかりの稲森さんは、ボロボロに読み込まれた台本を手に客席に座る。
そこで演出をつけられて、全体を見回されていた。
細かい所作などを見抜いておられるが、
実際は何かを提示してきてからの修正なのだが、そこを稲森さんは苦労されているように見える。
やる事と、演じる事は違う。
そうした稲森さんの近くに居る事で、
他の演者や若手がどんどん変わってくれる。
しかし、
まだまだ奥が、遥か見えぬ頂が在るのだ。
精進、精進!そして高みを目指して欲しい。
初見の演者さんもおられるが、稲森節にがんがん乗せられている。
また、
つい二日前まで「うしとら」で暴れていたメンバーが、違う顔を見せる。
それがまたいい。
作品は座頭一。
それを稲森さんの味付けで映画的に復活させている。
リリカルなロマンチズムを全面に押し出している。
その詩的な部分が抽出されれば、この作品はとてつもないいいものになる!
楽しみだ!
という訳で、公演情報です!
↓
◆稲森誠プロデュース公演
◆第五弾
『渇いて候』
◆
12/22(木)19時半
(Wキャスト遊女役:柚彦)
23(金)14時/18時
24(土)15時/19時半
※Wキャスト遊女役:23(金)&24(土)成子理絵
◆稲森誠、吉田瑞希、盛田瑠々子、鉄倉洸二、栗山弘崇、志水祐嗣、村山雄一、中野友恵、たもつ、真壁愛、時見半次、柚彦
◆会場シアターOM
◆前売1,500円、当日:1,800円
ご予約0643927121
シアターOMまでお電話を!