劇257 伏兵コード 【棄権】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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11月2日(水)


伏兵コード 【棄権】

http://blog.livedoor.jp/fukuhei1/ (伏兵コード 稲田真理ブログ)

http://blog.zaq.ne.jp/take-noble_zakki/article/425/ (水曜SP劇場)


[大阪/中崎町]天劇キネマトロン
20:00



作、演出 稲田真理


出演

赤星マサノリ(sunday)山浦徹(化石オートバイ)
遠坂百合子(リリーエアライン)・安元美帆子(sunday)
チャーハン・ラモーン・稲田真理(伏兵コード)



【感想】

2008年4月。

僕は生でこの作品を体感していた。

DVDにもなっていない作品。

それはめちゃめちゃ観たかった。打ちのめされたかった。


体調もまだ完璧ではないが、とにかく観たかった。


それに天劇キネマトロンというも、ずっと気になっていた場所。

司会が西川さんというのも見逃したくないな・・・と。


そんな気持ちをはらんだまま会場へ。

・・・・なんだこの蔦の絡まる、昭和モード!

既に夜の帳が下りており、その雰囲気はかなり凄い。

中に入っても、本当にそこがキネマトロンなのか?

で、話をしてその会場に入るとカビの匂いを含んだ息苦しさを産み出す。

15程の席が組まれ、大きなスクリーンが天井高ギリギリに組まれている。


そんなこんなで稲田さんも来られ、上映が始まる。


おぼろげに覚えていたシーンが次々に展開される。

ああ、そうだったそうだったと思いつつも、体調が悪いのでカビの匂いでむせそうになるのと(普段の体力なら絶対にならない!!)、鎖の音がひどくてセリフが聞き取れないのも相まって、余計にアンダーグラウンドな怖さが胸に迫った。

オトコ3人、オンナ1人が左奥の柱1本に鎖で繋がれているのだが、

本物の鎖なので、じゃらじゃらと床にあたる音がひどく、また多分マイクが近い場所にあった為だろう音が轟音のように響く。

会場自体が檻のようで、異様な雰囲気になった。


赤星さんの壊れ具合は観ていて気持ちよく、その痛々しさはMAXだろうと思う。


ラウド系の爆音ROCKが全編を包み、僕らの脳髄をとろかせてゆく。

稲田さんの危地害(当て字です)ぶりは、本当に最高で意味不明に叫んだり、歌を歌ったり、包丁を振り回したりとやりたい放題。

これだよ、これ!

ハッピー感皆無。


チャーハン・ラモーンさんはいつもはデザイナーなのに、何故か舞台に立たれたというのだが、

かなりの存在感で僕は圧倒された。

話を聞けば、稲田さんの口説き文句としては

「今回の作品は役者さん以外の方も出る予定なので、チャーハンさんも是非」

と言われて、その役者以外の人選の中に、あのウォーリー木下さんが居ると聞いて現場へ向かうと、

役者しか居なかった!

という状態だったらしい(ひどい・・・・(笑))


しかし観終わっての脱力感はんぱない。



この作品の時、稲田さんは31歳。

そして今回、稲田さんはLINX’Sで一体どのようなものを見せて貰えるのだろうか?

久し振りの稲田演出が堪能できるのも楽しみの一つ。

いやいや、本当に次が楽しみになるステップを踏ませて頂きました!ありがとうございました!


そうそう、

この時、客席に月曜劇団の3名が揃っていたのも面白かった。

少ししかお話しできなかったですが、どうかよろしくお願い致します!


またSP水曜劇場の方たちともお話できて嬉しかった!

ツイッターでのアカウント名を聞いて、ああ!なるほど!と思ったり!うくく!

楽しかったです!


繋がるっていいですね☆