4月25日(土)
【1000円ぽっきりシアター~芝居あれこれ~】
http://www.toriihall.com/index.html
【出演】
みぶ真也/才木典泰/橿原神宮前/山本由香里/徳本憲治/青木かおる(紙芝居)
【感想】
各々が持つネタを披露されるらしい一人芝居のイベント。
・・・・・しかし、このチラシでは一人芝居という言葉が特化されていないので始まってからしばらくは一人芝居なのだと分らなかったくらい。
チラシ自体にも、Webにも載っけておいてほしーなー
まぁ、そんな細かい事はとにかくオーバー30以上の濃密な年輪を感じさせる舞台だった。
しかも、やはりというか、
一人一人の味というものがあり想像以上に楽しんだ。
『徳本憲治』さん
トリイのスタッフさんでもあり、僕のお芝居の時もお世話になった方。
どうしてテロップされたのかは知らないが、10年前には何度か舞台を踏んだ経験があるにはあるが・・・・・
10年というブランクがどう作用するのか?
本番一週間前に徳本さんとお話しする機会があったが、もう・・・・・緊張感がこちらにまで伝わってきて、今日は正直・・・・ドキドキで観ていられないかも・・・・と思っていたのだが、
どうしてどうして・・・・・
飄々とした感覚は堂に入ったもので納得の演技だった。
本当に10年ぶりなのだろうか?一人芝居という舞台の上で堅実に言葉を積み重ねる姿勢に潔さを感じた。
まだまだいけますね♪
『みぶ真也』さん
ショートショートを2本。
ぽそぽそと話す言葉の気が弱い。
まるで囁きでもなく、つぶやきに近い。
ただ一人芝居という戦場において、この話し方は抜群の効果を発揮する。
普通の大人数での芝居ではなく、一人芝居だからこそ際立つ話し方だと思った。
目の潤みが、怖さを表現しているのだろうか?伝わってきた。
『青木かおる(紙芝居)』
サンシンを弾きながら紙芝居をするというやり方。
新鮮。
しかも歌が上手い。
紙芝居の絵が異常に上手い。
だが、
紙の繰り方、サンシンの演奏技術、民族楽器の使用などが中途半端だったかも・・・・・
そのたどたどしさが我に返らせるキッカケを作ったりして勿体無い。
しかし極めれば、とてつもなくひとつのジャンルを確立できるのではないか?
期待する。
『橿原神宮前』さん
歌舞伎をモチーフにしていたのだが、そこかしこをとっちらかしたようで集中するのが難しかった。
演技は達者なはずなのに、歌舞伎を特化する事が出来なかったように感じる。
鼻をすすり上げる癖があったりと、その辺りをラストの辺りに伏線で絡めたら話しが締まるのに・・・とも思ったり。
『才木典泰』さん
この舞台を観る限り、勘のいい人なのか悪い人なのか?
判別が付かない未知数な方。
柄の悪い感じを出しながらも、時々キレのある動きを披露したり、どんくさくなったりと・・・・
これを計算でされているのなら、かなりのキレもの。
『山本由香里』さん
緒方晋さんにこの山本さんのお芝居を観て欲しいと言われており期待していたのだが・・・・・
期待以上のキレ味だった。
妙齢の女性が出す蓮っ葉なイメージと、弱いイメージを見事に混在させた珠玉の名作だった。
場末のストリッパーの元に若い刑事が尋ねてくるところから始まる物語。
自分の出番が近づいているので化粧をしながら刑事と話してゆくのである。
その辺りの空気感が抜群!
いやそんな言葉では生ぬるい。
沁み込んで来る。
緒方さんが言われた。
「今の若い奴らに観て欲しい!」
言葉通りの演技。
歳を言うのは失礼だが、50歳・・・・くらいだろう女性の年輪の浮き上がりが見事。
今の若い子たちがこの一人芝居を観てどう思うかで、その人の深みが全然違うだろうと感じる。
是非観てほしい。
その演技は鳥肌ものであることは間違いない。
とんでもない切れ味。
もう一度、観たい!
もし、その息吹を感じたい方は是非トリイホールへ!
26日 1:00PM/5:00PM
前売・当日共、1000円ぽっきり
チケット・問 090-7353-7792(山本)
kikuyakko188@hotmail.com
僕は1000円以上の楽しみを感じさせて貰ったので大満足だった。
にんにん♪