4月10日(金)
カンセイの法則 【ドラフト会議中?の人たち】
http://kanseinohousoku2.web.fc2.com/
芸術創造館(http://www.artcomplex.net/art-space/ )
19:00
◇作・演出
永冨 義人
◇CAST
小野篤志 山本香織 谷口知輝 山本直匡 吉沢優希
副島新五 中岡優介 三枝雄子 水谷有希 モリマリコ
小塚舞子 三谷昌登
前田耕陽
【感想】
一列目の真中ら辺を陣取る。(ほくほく)
7分押しで舞台が始まる。
暗転後、舞台の中央に現れる前田耕陽。
僕の2m前にすっくと前田耕陽。
決して流暢ではないが、無骨ながら好感の持てる好青年がおかしなポーズをキメていた。
男闘呼組 大好きな僕が(CDコンプリート野郎です♪)、更に前田耕陽を好きになる。
「カンセイの法則」は2回目だが、今回の方が面白い!
その流れが上手いのだ。
こなれて自然でどうにも唸ってしまうのである。
・・・・で、今回は客席をも巻き込むギミックが盛り付けられているのだが、それは当日観られた方のみの楽しみ♪
相当な確率で・・・・うくくく♪なコトになる。
とにかく出ておられる一人一人のポテンシャルがあまりにも巨大!
よくもこのような暴発乱気流をまとめ上げたものだと思った。
主演の前田耕陽と、そのアシスタントの西野桃香 役の 【モリマリコ】さんの声質は反則に近い。
可愛いというカテゴリーから発生する全ての風を手に入れている。
ひとつひとつの仕種まで、全てに行き届いている。
凄いなぁ・・・・・
柴漬けレッド 役の 【副島新五】さん。
本当に色んなカラーをさくさくと出される方でウットリする。
今回はいい男オーラは封印LOVE♪
真正面のコメディエンヌぶりを発揮され、それがまた恐ろしいほどの切れ味。
ダダむさい、へっぽこ親父であるのに、時折魅せるキレがドキリとさせられる。
野沢菜グリーン 役の 【山本直匡】さんの凡とした中に光る狂気に、なにやらゾクゾク。
この人、隠してはるわ!
そんな気持ちにさせる素敵な方。
千枚ホワイト 役の 【山本香織】さんの男前な大見得!
そこを切り取った時の哀愁感はなまじかのものではない。
本物の切なさを貴方に♪
チーキク 役の 【谷口知輝】さん。
オドオドとした悪の結社が見事なヒット!
その具合がいい塩梅で、思わず抱き締めたくなる。
言っておくが僕にそっちのけはない。
だが、何やら・・・変な気持ちを揺り動かす役者さんだと思った。
阪上彩 役の 【小塚舞子】さん。
その底なしの明るさの中に潜む狂気・・・・・というか小悪魔性。
ベータナのセリフにもある「計算?やるわね」という芯が見事に心地よい。
キラー笑顔に、バッサリ毒舌のトッピングがヤバス!
両面のアップダウンがマジ光っている!
真田光彦 役の 【中岡優介】さん。
唯一の客席目線の役柄をずんずんと最初から駆け抜けられたが、ベータナの覇王の威圧にもろくも吹っ飛ばされグダグダになるところが見せ場!
だからこそ、それまでの上から目線の演技が伏線となるのだ。
演出もいいが、それに応えたダウンヒルの演技に乾杯♪
青井恵子 役の 【三枝雄子】さん。
おかみ肌の振れ幅が絶妙!
何だこの安定感?
パンフレットの写真を見て、舞台上の演技を観て、
クエッションが残る奇抜俳優。
カメレオンか・・・・・・
凄い。
AD林 役の 【森岡宏治】さん。
これまた甘いマスクだこと。
これなら少しくらい噛んだとしてもノープロブレム。
キャラで許される。
・・・・にしてもいい声だ。
声優でも遜色ないかも・・・・
三井高志 役の 【三谷昌登】さん。
登場からラストまで度肝を抜く役柄を、抜群の存在感で文字通り舞台前を駆け抜けようとした。(笑)
本当に凄い。
あの存在感がなければ、舞台がここまでグルーブはしなかったろう。
キャスティング価値である。
いや、
キャスティング勝ちである。
菅原文太 役の 【小野篤志】さん。
なんていやらしいテンション!(誉め言葉です)
なんて気に障る仕種!(誉め言葉です)
なんてウザール100%!(誉め言葉ですってば!)
しかも舞台を降りた時の紳士的な態度!
ああ、本当に真摯な方なんだと感激。
ダーオカ 役の 【吉沢優希】さん。
悪の幹部!
っぽいのに、その特攻ヤンキーぶりが見事!
可愛いから、それが栄えるのだ。
その事を知っているから演技にも余裕と加速がつく。
そうなると手がつけられない。
鬼に金棒のグラビアアイドル!
その暴走ぶりが本当にキュート!
ゴスの衣装がほんまに可愛い♪そのまま天使や~☆と言っても過言ではない。(小悪魔的だけど)
ヤバいわ~
ベータナ 役の 【水谷有希】さん。
今回、観劇の理由は水谷さんを観たかったから!という理由に他ならない。
そして舞台の彼女は本当に生き生きとして輝いていた。
女王様キャラで通されているのだが、そのオンオフは本当に凄いし、なりきりぶりというか、その役柄に入り込む姿勢はまさに神がかり的。
水谷さんのお芝居は都合3本目だが、どの作品でも精神の奥にまでダイブされる傾向が強い。
僕が神がかり的・・・と言った理由はそこにある。
そのキャラクター像をつかむのに精神世界のひだにまでその触手を伸ばし自分の物にする作業は簡単ではない。それが出来るのはよっぽどの天才か、よっぽどの努力家だ。
水谷さんがどちらなのかは分らないが(どっちであっても納得できるから)、そのくんずほぐれつの舞台はいつもエキサイティングだ。
また何度でも、その舞台を感じたい!
それにしても・・・・・今回の女王様キャラは強烈!
威厳も何もかもがたっぷりだった!
グレイト!
何にしても、色んな理由があって今回は観られないかも・・・・とも思っていたが、思いがけずに時間が出来て会場へぶっ飛ばした!
そしてその作品の空気に触れて満足だった。
やはり舞台はいい。
そんな気持ちを満喫した。
そして、
その気持ちを再認識した素敵な夜だった。
公演は明日、明後日と日曜日まで続く。
お時間ある方は、どうぞ♪