劇33,34,35  ピースピットHYT123大選抜戦 『SUGAR』(P) | 日々幸進(ひびこうしん)

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3月8日(日)  


ピースピットHYT123大選抜戦 『SUGAR』
   episode.1 チョコレートアーミー
   episode.2 ティアドロップキャンディ
   episode.3 ビスケットマシーン

http://www.peacepit.net/
シアトリカル應典院



作・演出・振付・プロデュース
末満健一

出演
中野裕貴、仲井哲平、立花明依、佐藤博昭、範国ヒロコ、吉次正太郎、花田綾衣子、森口直美、西分綾香、福島果林、治田絵里子、延命聡子、竹村晋太朗、丹下真寿美、橋爪未萠里、西国原菜々、西森光枝、大重藍、池田澄江 / 児島塁(音楽)、末満健一

スタッフ
舞台監督:河村都[CQ] 音響:児島塁[Quantum Leap*] 照明:加藤直子[DASH COMPANY] 写真撮影:森達行[もみあげフラメンコ] 舞台収録:武信貴行 美術デザイン:立花明依 小道具チーフ:中野裕貴 衣裳チーフ:森口直美 ウェブ:範国ヒロコ グラフィックデザイン:末満健一 印刷:TAPP HOUSE 制作協力:泰平堂 制作:牧野草二郎 企画・製作:ピースピット


主題歌 『もっともっとSUGAR!』
作曲:児島塁 作詞:末満健一 歌:MCJJとSUGARオールスターズ


【あらすじ】

【STORY】
時間はまもなく超3時!!おかしの国スイーツ!
伝説のパティシエ シュガーが残した究極おかしのレシピを巡って、変人奇人揃いのパティシエたちが繰り広げるスイートなバトル!皮肉屋の天才アルと可憐なる大食漢ニアのパティシエコンビがおかしの国を駆け抜ける! 果たしてレシピは誰の手に!!
映画よりもエキサイティング! 音楽よりもグルービング! 轟け至高のエンターテイメント演劇の底ヂカラ!王道娯楽派ピースピットがお届けする縦ノリ横ノリのスイーツコメディ。三部作、一挙上演!!!



【感想】

昼の1時から始まって、終演になって、小道具即売会が終わったのが19時半過ぎ。

本当に皆さんが走り抜けられた舞台だった!

ブログなどで逐一動きを知っていたからこそ、本当にお疲れ様だと言いたいです!

僕らは観るだけなので、その作品の評価を易々と口にすることは出来ない。

ただ言わせて貰う!


大傑作であったと!!!



エピソードひとつひとつに込められたファンタジー寓話。

しっちゃかめっちゃかのドタバタ・エンターテイメント。


ハッキリ言って好みに別れる作品かもしれない。

アッパー系エンタメ。

しかもそれが目まぐるしく入れ替わり立ち代りながら、おまけに問答無用の猛スピードで駆け抜けるのだ。

分かっていても、分からなくても時間は止まらない。

時●は夢を裏切らない。

●は決して時間を裏切らない。

(は!訴えられる?)

いやいや、

とにかくそのシャカリキな力技に、ただただ、ただただ酔い痴れる。

その幸せな時間を作り出したのは、間違いなくHYT123の素敵メンバー!!

各々の力を存分に結集させて、この爆発的公演に結びつけたのだ。

色んな方のメンバーさんのブログに書かれているが、メンバーの体力は限界メーターを易々と振り切っている。

【舞台袖で、おえおえ言うてます。】

そりゃ言うやろ。

言わざるをえないやろ。

それだけのモノが舞台上に生まれているのだから!!!


だからこそ、この濃密エンタメに触れられて僕は幸せである!

そう、

この僕らが感じる 【幸せ!】 の為に彼ら、彼女らは命を削って舞台で爆発しているのだ!

感謝!

感謝以外の何物でもない。


物語は螺旋を描いて更なる高みを目指すのが、そのスパイラルがどうにも快感!

役者陣は、どうにかこの舞台を楽しませようと、あの手この手で僕らを幻想に誘う。

ある者は声高らかにボケ倒し、ある者は長いセリフを躊躇なく流す。

もう・・・・その出来上がった 【世界観】 が、どうにも素敵過ぎ!



今回、【BOOK】二巻「アレハントの悲劇」 での名コンビ、アルとニアの二人が帰ってきたのは超賛辞!超3時!嬉しい!

幼馴染という学園モノでは鉄板の設定を、面白おかしく、また切なく胸キュンで演じられる名コンビ!

あれから時間は流れていても全く変わっていないテンションにこっちも盛り上がる!




ニア・ランバーグ 役の 【中野裕貴】さん。

この方の持つ、絶対的な太陽のような笑顔は何もかも焼き尽くす。

またニアというこの物語で唯一メタで特異なキャラクターは中野さん以外にはありえない。

・・・・などと書くと語弊があるかもしれないが、それほどの当たり役。

いつもお腹がすいていて、所構わず噛み付こうとするなど、天使の暴走ぶりはギガント・キュート!


アル・スライダー 役の 【仲井哲平】さん。

ハッキリ言って、【BOOK】の時には感じられなかったような激熱プレッシャーの中で演じられたのではないか?

千秋楽、最前列で仲井さんの勇姿を観ていたのだが汗の量が尋常ではなかった。

プレッシャーだけでなく、体調自体も万全ではなかったのではないか?

しかしそれでも舞台は回る。そんな極限の中でもニアや他のキャラクターのやり取りは数限りなく存在する。

中でもEP2の予想外ラブシーンは、相当の勇気がいった事だと思う。(それを言うなら吉次さんにもだろうけど・・・)

とにかく本当にお疲れ様でしたと心から言いたい。


オズワルド・オペラ 役の 【佐藤博昭】さん。

今まで何度も舞台でみせて頂いているが、ここまでコメディチックな役柄は初めてではないか?

凄い。またそれが似合っているのである。嬉しい発見!それこそ舞台を志すものならば欲して止まない別の顔の仮面を佐藤さんは保持されているのだ。

これはもう演技の宝石箱やぁ~と彦麻呂が言ったかどうかは定かではないが、(ていうか、ありえない)それほどの威力!

今でも両手のたなごころでメガネを押し上げるポーズが目に焼きついている!!


アイダ・クラウン 役の 【立花明依】さん。

これまたいつものキレ味の鋭い役柄!

・・・でありながらも愛されるエッセンスの加え方が本当に上手い。今回の範国さんとの絡みは鉄板だった!

その懐が深いからこそ言葉の端々にアドリブ的な要素が加味されて更に面白くなるのだ。

本当に目が離せない方です!


スニーク・ディアン 役の 【範国ヒロコ】さん。

これまた前回の【闇の猫】キャロでの役柄をかなぐり捨てての大好演!!

範国さんには次世代花田さんの匂いがする。

それにしてもその身体を駆使した汚れキャラを(失礼・・・)するとは思わなかった!

キラー・キュート!!


ブラウン・ハニー 役の 【吉次正太郎】さん。

のっそりとしていながら、その存在感の大きさに今更ながら納得。

チョコレートが溶ける時の音(音響王子さま!)も素晴らしかったが、溶け崩れてゆく時の身体のバランスの崩し方がまた何とも味があっていい。

その力の在り方に納得!


ジョー・グッドバード 役の 【花田綾衣子】さん。

その愛くるしい容姿を据え置き、ギャグの世界とを行き来するスーパー・キューティハニー!

まず声の出し方が綺麗。・・・・いや綺麗というのではないな、独特なというか特徴がある。

そう。

言い換えるなら 『斬魄刀の解放。卍解』 といったところだろうか。

言葉の放射が気持ちいい役者さん。

なかなか他に居ない役者さんだ。


マリィ・セントヴィル 役の 【西国原菜々】さん。

EP2のツンデレ・キャラクターの西国さんの存在感はどうだ?

EP1の、ちびっ子戦闘員Bの極限までの愛らしさはどうだ?

そして『もっともっとSUGAR!』のキメ時のかっちょよさ!
ウットリする。

もっともっと観たい!


ロージー・ロージー 役の 【西分綾香】さん。

もうその類稀なる声質に全てが込められている。

しかもそれだけではない。

爆裂的な星野ロックな顔も出来るコメディエンヌでもあるのだ!

間違いなく新たな地平を切り拓く勇者でもある!

チョコもクリームも両方から美味しいよね♪という2色パンな西分さん!

やっぱ好きだわぁ!


アンジェリカ・モロー 役の 【西森光枝】さん。

ジェネレーション・ギャップをピンポイントに笑いを客席からもぎり取っていた西森さん!

そう、自然に起こる笑いではなく、無理矢理に発生させた笑いを 『もぎり取っていた』 という表現がピッタリだ。

執念にも似た貪欲さを感じ、それがまたいい!

このきゃっきゃっとした世界の中に光るこの存在感は舞台の中で素晴らしい輝きを放っている。


イギー・ストメシア 役の 【治田絵里子】さん。