11月21日(金)
劇団天悟 【三つの輪舞(ロンド)】
―――明日はもっといい日かもしれない。
1853年7月8日。浦賀沖に4隻の黒船が現れた。歌舞伎役者・9代目として襲名披露を控えた松乃江屋の跡取り息子・松上伊勢介は窮屈な伝統芸能をもっと斬新なものにしたいと考えていた。幕末という時代が産んだ、自由への強いエネルギーに、自身のそのもてあます情熱を、新しい演劇にかけてみたいと強く思う伊勢介。
時代が一気に明治へと大きく動き出す中で伊勢介もまた、革新的な芝居作りへ情熱を燃やして、伝統に新しい風を取り入れようと決意するのだった。
時は経ち。
現代。
ステージではミュージカル「黒船」の舞台稽古真っ最中。「黒船」は演劇界に昔から伝わる幻の名作で、明治維新の頃、演劇界にも維新を起こしたといわれる作者の9代目松上伊勢介のいわば自伝的物語であった。出演者舞台裏のはちゃめちゃハプニングの中、演出家・東堂はじめ出演者たちのそれぞれの物語が、未来への希望に溢れていた明治維新のころの生きるエネルギーと重なっていき、やがてそれぞれの情熱が一つとなって新しいミュージカルが誕生していく。
大人数。
そして、作り込んだ芝居。
その濃密な空気は汗を流した分だけ、世界観として舞台に現われる!
劇中劇のくだりが良かった。
そして現代劇になってからも、その加速が止まらずに劇中劇での虚実がうまく重なるようになっていく所など、随所に素晴らしいトリックを重ねられている。
演者が巧みなコトもそれに相乗効果。
しかも、この劇団さんのカラーなのか、ダンスを貪欲に取り入れているところがいい。
統一される・・・・というか、シーンが散ってしまっても、ダンスシーンが挟み込まれるとリセットされているような気がするのは僕の気のせいだろうか?
とにかく主演である 【島岡亮丞(コメディユニット磯川家)】 の威風堂々とした演技は特筆すべき。
驚いた。
と、言っては失礼に当たるかもしれないが、とにかく凄いと感じた。
演技、踊り、舞い、など数々の・・・・・
(途中です)


