満月の下で | 日々幸進(ひびこうしん)

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満月




実は、今年の最初辺りに書いた日記の続きだ。



僕は満月になるたびに胸がときめくのである。

何故か?

それは、ある男の子との約束があるからである。

それは約束は約束だけど、確約でないものだ。


それは、今のような情報化社会ではありえないようなコト。

奇跡のような確率でしか交差しないコト。


『満月の日にまた会おう』


そう言って別れた僕ら。

淀川の堤防沿いにギターをかき鳴らして歌っていた男の子。

寒い夜に僕はいきなり温かいボスの缶コーヒーをプレゼントして話しかけた。

川に?月に向かって歌う彼に何故か魅かれたからだ。

1時間ほど僕らは話したり、歌を歌ったりした。

そして約束をして別れたのである。


それから3度くらい、その場所に足を運んでいるのだが、なかなか出会えない。

満月の時は、いつも思う。

あの男の子は何を考えて、あの満月を見てるのだろう?

もしくは何も思っていないかも知れない。

ただ、

僕は思う。


『満月の日にまた会おう』


と。