劇92 楽市楽座 【金魚姫と蛇ダンディー】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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10月11日(土)


楽市楽座 【金魚姫と蛇ダンディー】


大阪城公園太陽の広場 
特設野外円形劇場ラフレシア
18:00



作・演出・音楽作曲・演奏 長山現

金魚姫と蛇ダンディー 佐野キリコ  朧ギンカ  
道化師エンドン
 田口哲/土蜘蛛親分 一快元気/うさぎ師匠 思い野未帆/死神 戎屋海老 曽木亜古弥 魔人ハンターミツルギ(超人予備校)/ダンゴムシ団長 飯田政志コガネムシ星人 嶌田忠士(GiantGrammy)/カタツムリ御前 倉恒貴子ケムシ小僧 フジリン子/  (小学2年生)/もう一人のエンドン 長山現

楽楽楽団 キング堀内/北林純/動丸/長山現



ラフレシア入口


舞台に池を作り、そこに丸い盆を浮かべ水流で廻すという、全く独自の「水上廻り舞台」を開発。楽市楽座の【ラフレシア】は直径が約17m、舞台の直径は約10m。舞台の上は吹き抜けで、雨が降れば濡れ、晴れれば星空が広がります。客席には屋根があり、段状の客席が円形舞台を取り囲んでおり、最大キャパは200席。四方のフレンチドアを揺らしながら演者が登退場します。テント生地は透明で、照明によって妖しく色を変え、中と外の境界はあいまいです。
(HPより抜粋)

その名前や形状は聞いたコトがあった。
・・・・で、今回初体験の【ラフレシア】。
聞きしに勝る存在感を有したものだった。
空を焦がした太陽の残り香の中に悠然と現われる大きな花。
見上げるとそこには光に包まれた内臓の見える空洞(入口)。
大阪城公園、太陽の広場の一角に据えられた【ラフレシア】は、インドネシアのジャングル奥に生える世界最大の花である。その様相を指して冠としたのはシックリとくる。
グランドの端に鎮座する大輪。


中に入ると既に催しが開催されている。
グッズ販売の為にグッズを手にした演者がソロソロと円形舞台の周りを滑るように回る。
踊っているのだ。
どの演者にも余裕が感じられる。



中でも僕の目をとびきり引き付けたのは 『カタツムリ御前 倉恒貴子』 さんである!
本編舞台でも彼女は一切喋ることはない。
ただ、ポイントポイントで他のキャラクターの心情を踊りで表現して、いつの間にか消えるのである。
その優雅さに見惚れてしまうのである。
凄い。
終演後、お話を聞けばやはりダンサーであるとのコト。
その存在感にただただ圧倒された方であった。

たにし
(なんという可憐な舞いをされるのか?本当に居るだけで胸がときめく!)


それから 『 魔人ハンターミツルギ(超人予備校)』 さん。その圧倒的な身長から放たれるオーラ。そしてサービス精神旺盛な姿勢。素敵だ。素敵過ぎる。動きがいちいち決まる。その仕種がまるでファッション雑誌のモデルのようなポージングを決めまくるのである。その姿は荒木飛呂彦 の描き出す 『ジョジョの奇妙な冒険』 のキャラクター達のようなポージングばりである!ときめく!やはりその存在感のあり方が尋常ではないと思った。居るだけでも強烈な印象を持つ長身は、更に強固な武器 【優しさ】 を持ってお客さんに接しられていた。そうした芸事の中に在って自分をそういったレベルにもっていかれているのは凄い。改めて尊敬する。

松
(ジョジョの世界から抜け出してきたかのような存在感!)


そしてその対を成す役柄を演じられたのが、『 曽木亜古弥』 さんである。パンキッシュな衣装とキレのある動き。アドシバの女王の名は伊達ではない。流石だ。何よりもその出で立ちは完璧な 【梅】 というキャラクターを演じきっていた。その血肉に流れる麗しき牝豹なる魂。そうしたエッセンスが役柄にそのまま封じ込められていた事が嬉しく、舞台が輝いていた。本当に素敵な事だ♪


松梅
(奇蹟の 松と梅のツーショット!)



その他にも芸達者な縁者達がおられたが、僕好みの方がここにお一人♪『コガネムシ星人 嶌田忠士(GiantGrammy)』 である。蓄積された身体能力は、日々研鑽を重ねているに違いない。キレのある動きに、雄叫びのような大見得!それがいちいち気持ちよく観ていてニヤニヤしてしまう。 【劇団GiantGrammy】 は2回ほど観劇させて頂いている。そのテンションはいつもトップギア!途中、ラフレシアの水面に身を投げ出すシーンがあるのだが、外気の低さを考えれば、それは男気溢れる行為だった!いや、それを言うなれば 『ダンゴムシ団長 飯田政志』 さんも男気溢れる勇敢な戦士だった!お二人に最大のエールを送りたい♪


グリーンズ
(急遽結成!松 と コガネムシ の 【グリーンズ!】)



とにかく全体的に大衆演劇の香りが強烈に香る。
実際に大衆演劇というものに触れた事はない。
ただ、大見得の切り方や、様々な表現方法が 【歌舞伎】 をモチーフにしたのではないかと想像できる。
アングラ的な要素を詰め込んだ舞台に、【ラフレシア】 という不確定要素を混在させた 『金魚姫と蛇ダンディー』 は、童話や神話な雰囲気をうまく併走させた傑作だ。
3度も再演を重ねた 『金魚姫と蛇ダンディー』 は、キャストもキャラクターも変わっていったらしい。
だから毎回、セリフが要所要所違うらしい。
そうした胎動を繰り返した舞台の 【王道的】 な舞台力を観よ!

今回公演で8回目を迎える 『野外公演フェスティバル』 参加。
10回を目指して公演を重ねるらしい。

また次の新しい 『金魚姫と蛇ダンディー』 が、どのような脱皮を図るのか?
是非に体験すべき事柄がまたひとつ増えた秋の夜であった♪