今日、実家の母から携帯に電話があった。
母は、『驚かんときや』 と間を空けて語りだした。
『Y子ちゃんが亡くなったんやぁ』
え?
真っ白になる。
彼女は 『Y子』 は僕の実家の3件隣に住む幼馴染であり、初恋の女の子だった。
まぁ詳しく言うと初恋は幼稚園かもしれないが、手を繋いで学校に行き、同級生に冷やかされて・・・・・・・
という経験の元、僕は 『初恋』 だと認識した。
学校の通学路。
重たい重たいというランドセルを持って一緒に学校にも行った。
いつだったか風邪をひいてシンどいというのを背負って帰った事もあった。
光化学スモッグで僕が頭が割れそうに痛くなった時は彼女がバスタオルで頭を隠して帰ってくれた事もある。
でもそれは小学校の1~2年くらいの間であった。
その終わりは緩やかに、段々と気恥ずかしくなってきたのか、一緒に帰る回数が減り、やがて一緒に帰ることはなくなったっていた。
だが、
今も思い出すシーンがひとつある。
忘れもしない。
小学1年生の時だ。
当時、いつも・・・・というくらい一緒だった僕らを他の友達が茶化してバカにした事があった。
まぁ言ってみれば、子供からすれば、あいつとあいつが付き合ってアッテッチ!という奴だ。
「お前ら付き合ってんのか?」
「いっつも手ぇ繋いでるなぁ」
などと、はやしたてるのだ。
僕はいいが彼女は身体が弱い。
ムカつきながら無視って前へ行こうとした。
すると立ちはだかる。
ムカ!
「付き合ってるんやったらキスしいいや」
そう言った瞬間、
僕は彼女の頬にキスをした。
呆気に取られた奴らを横目に僕らはすり抜けて帰った。
その時、彼女は僕のことをどう思っていたのだろうか?
(それ以来、はやし立てる事も少なくなったのだが)
今考えると、何とも無礼な話だなとも思う。
ガキの癖に・・・・・
そうも思うが、その時のシーンが何度も蘇るのだ。
彼女は入院していたらしい。
何で入院していたかは知らない。
ただ医者が、危ないから来て下さい、と言って病院に辿り着いた時には、もう帰らぬ人となっていたらしい。
心不全
4月末日。
彼女は
逝ってしまった。
僕は彼女に何もしてやれなかった。
バツイチになってからは、何も出来ずに話しただけ。
傍観していただけ。
すまなかったなぁ。
何か出来たろうになぁ・・・・・・
今は心からお祈りをします。
ゆっくりしておくれY子。