赤星マサノリ×林俊作 【少女ファウスト】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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9月1日(土) 

赤星マサノリ×林俊作 【少女ファウスト】

http://www.hephall.com/?p=230

梅田HEPHALL

17:00



WEB予約のチケットを受付で受け取る。

15番!

はやる気持ちで開場を待ちHEPHALLへ入場する。

【Park Style】 と銘打たれた新しい劇場体制。

舞台を中心に正面と右面、左面に、階段を作り座る為の席を作ってある。

さながら公園で、ふらり・・・と舞台を観ているような感覚。

いい♪


17:00開演なのだが、開場は16:30。

その開場の間から舞台では 【林俊作】くんが、横8m×縦2m程の大作の絵画をライブで描き続けている。

ある程度出来上がっている作品を更に完成度を上げる為にまだ新たなる色を塗り込めてゆく。

凄い・・・・・・・・・

中央から八方に放たれる線は幾つにも折り重なり、まるで蟲の羽根のようでもある。
その中心には悪魔が鎮座し、その様子を八方から悪鬼が覗き込んでいる。

恐ろしいイメージ。

まるで、まるで出口のない悪夢の中を無理矢理に走らされているかのような感覚。

空が低く圧迫されるイメージ。

彼の画を観た時に僕の胸の中で必ず起こる小爆発。

このような悪夢の如き映像を胸に飼う14歳とは一体どのような精神構造なのか?

果たしてそれは自身の胸の内から生まれ来るものなのか?

もしくは違う次元から彼を通して表現されるパラレルワールドなのか?

もしくは全く違う意志の元に描かされているものであるのか?

それは分からない。

ただ、彼の描いている姿を見て大きな感動を覚えたのは事実である。

それがとても強烈な印象を僕に訪れさせた。

その事が今回の観劇で大きな財産のひとつになったのは云うまでもない。


そして開演時間を10分程おしてから、それはやっと開演した。

最初、男(赤星マサノリ)さんのモノローグ(独り言)で始まる。

しかし声は聞き取れるかどうかの呟き。

それはお爺さんを演じているからという事と、映像で後ろのスクリーンにそのセリフを映し出しているからである。

つまり声で聞こえなくていい。

観客に届けるのは映像なのだ。

ここで観客に伝えたいのは、お爺さんの呟き、つまり 【憎悪】 なのである。


そこから一人の少女(西尾瑠衣)が現れる。

両手を重ねて、ひらひらと舞い踊りながら舞台をクルクルと乱舞する。

おまけに多重人格をきめ細やかに演じて見せる。

それだけで彼女のポテンシャルと今まで培ったものが窺える。


二人は時間と時空を錯綜しながら絡んだり離れたり、それを恐ろしいまでのスピードでやってのける。

そこについていける者だけしか物語を把握できない高度な技術だ。

つまりこれは高レベルな芝居であるといっていい。

意志の疎通を、物語の疎通と解釈して挑まねば理解し得ない小宇宙。

変幻自在の赤星さんが、林くんと西尾瑠衣ちゃんの14歳二人組みに挑んでいる図式がポッカリと浮かび上がっている。

そして、あれほどまでに舞台の場数を踏んでいるはずの赤星さんに見劣りしない14歳というのは脅威という以外言葉が見つからない。

途中どう考えてもアドリブのパートが何箇所か散りばめられており、それを難なくクリアするばかりでなく、やるべきこと以上の事をしでかしているというコトは肌で分かった。14歳西尾瑠衣恐るべし!



芝居は1時間少しのものであったが濃縮されたもので素晴らしい出来だったと思う。


間違いなく今年観た舞台の中でもベスト5に入る舞台であった!


スタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした♪



PS


カーテンコールで2度出てきた赤星さんと西尾さんと林くん。

凄く仲睦まじそうで微笑ましかったです。

そんな空気感を赤星さんが作り出しているのだろうな♪と、思いました。

舞台が終わると天真爛漫な西尾瑠衣ちゃん、平身低頭の林俊作くん。

共に末恐ろしい才能がここに在る。

西尾瑠衣ちゃんは 【劇団ひまわり】 で活躍するタレントで広告や舞台を踏むプロであり、

林くんに到ってはワールドワイドに活躍の場を広げていっている。

独自の展開をする二人にも注目したいです♪