●のだめカンタービレ
ドラマが佳境に入るにつれ、シリアスにならざるを得ないのは仕方がない。
しかし・・・・・
そのキャラクター達が本当に生きているように化けていく波もこの辺りにボレロのように盛り上がるのもこの頃。
それにしても、個性がぶつかるしのぎあいが楽しいのはドラマの常。
これぞドラマの楽しみ!
のだめが、千秋が、峰が本当に生きている。
ドラマがいいと思うのは、こういった綿密なエピソードを重ねられる点だ。
コレが時間制約のある映画とは違う利点であり、最大の長所だ。
その点でも、この作品はTVドラマに相応しい作品だ。
そして、それが最高にうまく昇華された作品である。
●セーラー服と機関銃
http://www.tbs.co.jp/kikanjyu2006/
一応、このドラマはもう終ってしまっている。
と、先に書いておく。
それにしても、こんなドラマの作り方を見るのは初めてではないか?
全7回。
スピーディな展開で、出演する 【長澤まさみ】 【堤真一】 【中尾明慶】 【小泉今日子】 【本田博太郎】 【緒形拳】 が、見事な演技で骨組みを強固なものとしている。
だが、問題がある。
1981年に公開された薬師丸ひろ子が主演した映画は説得力があった。
そう、ヤクザとヘロイン、そして警察が裏と表で暗躍するなどがだ。
だが、現在に置き換えてのドラマには少し無理があったのかも知れない。
それらのリアリティが薄く、少し気後れしてしまうという事態が生じてしまった。
やはり時代か?まぁ、そのどれも 【長澤まさみ】 のキュートさ、可愛さの前では無力だけどな(笑)
まぁ、そのどれも 【堤真一】 の激アツさ、ストレートな演技の前では無力ですけどね(爆)
ちなみに平均視聴率は 13.3%らしい。
●家族 ~妻の不在・夫の不在
実はこの脚本家の 【清水有生】 が大好きだ。
彼は・・・(随分年上なので失礼だけどあえて言わせて頂きます)彼は人情物やッスタイリッシュな切り口で僕らをいつも楽しませてくれる脚本家である。
【テキ屋の信ちゃん】 【RUN】 【あぐり】 【金八シリーズ7】 【すずらん】 など、温かい話しが多い。
今回も、素敵な台詞回しやドラマの組み立てはうなる。
それに今回主演の 竹之内豊 渡哲也 のタッグプレーは見事な幅を見せている。
温かくなれる。
ホッとする作品。
毎回の展開が凄く気になるのだ。
ラスト1回。
どのようなドラマが待っているのか?楽しみだよう!
●役者魂!
http://www.fujitv.co.jp/yakusha/index2.html
本日、不覚にも泣いてしまひまひた。
ドラマに不可欠な要素はシチュエーションだ。
その設定を創り出し、壊しながらも、それらをうまく転がし幾つもの設定を組合わせて、笑いを生むというのは作家の腕の見せ所だ。そういったコトに長けているのがこの 【君塚良一】 なのだ。
誰もが知っている 【踊る大捜査線】 を例にとっても見事な伏線からオチに繋がる手腕は絶品!と言わざるを得ない。
さて、
話しが本筋からずれた。
今回の話しだ。
松たか子は3歳のときに両親を事故で亡くし家族を知らない。だからこそ彼女は、「人生は何が起こるかわからない。どうせ思い通りにならないのなら、楽しく過ごさなきゃもったいない」と心に決めているのだ。
そんな彼女が右往左往しながら、ひとつの家族へと繋がっていくのだ。
そのキワに居る話しが今回のキーワードなのだが、もう・・・・・
松の気持ちが、ぶわああああああああ!と、流れ込んでくるのが分かった。
もう・・・たまらなかった。
幾層にも重なった伏線が結実する爽やかな達成感を得るというのはドラマや映画でしかない。
が、それを操れる脚本家は数少ない。
このドラマにはそれがあり、それを表現できる器が揃っている。
香川照之の小劇場出身の社長役もたまらない。大好き!!
素敵なコト。
ラスト2回。
僕らは主人公の、本能寺海造の無骨さから派生する温かみを、松たか子視線で待っている。
幕が開くのを待とう!
●僕の歩く道
http://www.ktv.co.jp/bokumichi/
静かに静かに展開してゆく、このドラマには大きな衝撃はない。
主人公である草薙剛、演じる 【テル】 の時間軸にしか添えられない展開を待つしか出来ない。
だからこそ、、じわりと、人間の心の芯が疼くのだ。
言葉にすると陳腐だが、純粋は純粋を知る。
そういうドラマなのだ。
ゆっくりとした時間。それを楽しめる人間にだけこのドラマを楽しむ権利が与えられる。
観る者を選ぶドラマ。
出来るなら皆、大切な人と、ゆっくりと観てもらいたいドラマだ。