この頃、小説という新しい扉が開けた。
ジョブナイル。
日本が有する古豪の文壇ではなく、ライトな感覚を有するジョブナイル文学。
そして僕が惹かれた原因はわかっている。
装丁画。
天野喜孝。
天野さんの絵には、吸い込まれるようなイメージがつきまくっていた。
ジョブナイル文庫。
その最たるものは少し背伸びをしたソノラマ文庫が主だった。
つまり・・・・・・・
夢枕獏
菊池秀行
この2巨頭が、僕にとっての、文体のヒーローだった。
そして、僕の文章を書く上での原点ともなった二人だ。
この二人に出会う事によって、僕の書きたいものの『肉』が出来上がったように思う。
とにかく学校や、一般社会では触れられない世界を、堂々と闊歩していたストーリーは僕の心に新たなる刺激と新鮮な風を呼び込んだ。
キマイラ・シリーズはもう、毎巻ドキワクもので、ストーリーも良かったが、このような文体のリズムでも受け入れることが出来るのだというカルチャーショックを受けた。未だに獏さんの作品は話しが厚く読み応えがある。他のシリーズも僕の心を躍らせる。『陰陽師』 『獅子の門』 『餓狼伝』 『ミスター仙人 九十九乱蔵』 『大帝の剣』 など全てにおいて素晴らしい世界観を作り出されている素晴らしい創造者である。今でも大好きな作家さん。バイオレンスとエロスの権化。などと、云われているが、僕にとっては人間の奥底に眠る最も深い部分を抽出できる稀有な作家さんだと思っている。
菊池秀行がライフワークに掲げている 『魔界都市 新宿』 シリーズは、様々な魅力的なキャラクターを生み出していったが、やはり 『吸血鬼ハンター”D”』 シリーズがTOPだろう。このシリーズを書く時の先生は実に生き生きとしている。勿論、締め切りなどに追われ、追い込まれたときもあるのだろうが、優美なる筆致はキラメキを有したまま僕らへと星屑の如き文体を届けてくれる。暴力とロマンチック。相反する2対を有する稀有な作家。久し振りに触れたいなぁ・・・・しばらく触れていない。そうそう、『エイリアン』 シリーズも大好きだったよなぁ♪久し振りに読むか!
とにかく、
中学後期から高校は、この2人を中心に読み漁りまくっていた。
勉強ほったらかしで・・・・ごめん。オヤジ、オカン・・・・・