戦国自衛隊 | 日々幸進(ひびこうしん)

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やはり僕ら世代(30代後半)にはアノ映画の『戦国自衛隊』が強烈だった。小学生だったろうか?見ても怖く重い印象だけで深い意味も分からずに中学校になった時、当時僕らには憧れの集団、千葉真一率いるJAC隊員達が軒並み出演していることが入口であったが、そのスケール感と圧倒的なディテールに強い衝撃を受けた。そしてローティーン特有のシニカルさでカルトな匂いのするこの作品に一気にぞっこんになった。


狂気という言葉に集約されるものが『カッコいい』と目に映るのが若者の特権であったのかもしれない。


だが今の僕の目に映るのは『カッコよさ』ではなく『哀愁』が、そして『悲愴感』が目に映っている。



さて、今回のドラマだ。まず最初に昨年公開された『戦国自衛隊1549』は未だに未見だ。しかし近い内に見たいとは思っている。


さあ、この今回TVドラマの『戦国自衛隊』自体は番組『ドラマコンプレックス』にとっても大きな挑戦だった。そう、ありえない熱を孕んだのはこのドラマのベクトルだ。



脚本の石原武龍さんは、どの意図で関が原に設定をしたのだろう?荒唐無稽でたまらない!映画1で、武田軍。そして1549で、織田軍。そして今回の関が原。その大いなる翼がひらくのはスタッフ冥利に尽きるだろう。そして特筆すべきは俳優の演技の濃さだ。反町の演技は大河の織田信長を演じたからこそ滲み出る太い演技で貫禄が出ているのに、もうGTOとは呼びにくい。渡部の血塗られた狂気は独壇場の強みだ。凄い。そして津川雅彦の徳川の図太い我が物顔の独裁者ぶり。本当に憎たらしく見ているこっちが殺したくなる程の演技。最後に瑞々しく清い愚か者の若い主君、小早川秀明を演じた藤原竜也。この作品を撮っている時点で22歳・・・・・・・なんとも末恐ろしい22歳の何という痛切な圧倒感!あの采配を振るう哀切の決意を伴う表情を僕は一生忘れる事はないだろう。


後編は次週!もう、待てないくらい僕の機は熟している。



トリビアだが1の映画版の脚本は『刑事珍道中』や『男女7人物語』の鎌田敏夫だ。

熱い脚本である。