あんくる日記。 -3ページ目

あんくる日記。

暇な爺の、無責任ブログ。
いいたい放題、ジャンルはなんでもあり^^

「大阪都構想」

つまるところ、行政組織(府、市)と市議会(議員)の大改革です。

反対する、ということは現状のまま。ということですね。
今のとこ「都構想」に替わる改革案はありません。

私は賛成です。。現状のままでは、大阪は確実に衰退してゆくでしょう。

★二重行政の弊害

建物が府立、市立、2つあることが問題ではない。
府と市が別々に運営し、改革するにしても別々、これがとても非効率です。

同じような力を持った行政組織が二つあり、
地域が重なりあってる大阪では、必ず二重行政になります。(役割分担できてない)

市と府の行政職員が一緒になり、大阪全体の発展に寄与する、大都市戦略を練る、
大きな大阪市を分割して、きめ細かな住民サービスに特化する特別区を作る、
という考え方は筋が通っていて正しいと感じます。

大阪府も市も、様々な改革を実行しムダを省くことは、喫緊の課題です。
スピードが今や重要です。

★住民サービス

各地域の医療、福祉、教育、の充実に特化した特別区を5つ作るのも良い。
権限と財源を持って、選挙で選ばれた区長と区議が責任を持って運営する。
また住民サービスの水準を低下させないように、協定書では明記されている。

ルールとして協定書に明記されているのを違うというのはなぜなんでしょう?

保険料や、水道料金や、家賃が上がるということはない、とはっきり市長が言ってる。

★ムダをなくす

行政組織と会社は違いますが、どんな会社でも限られた予算内でムダは徹底的に省く事は当たり前。
何がムダで何が必要か、これがとても大切です。

大阪府議会では過半数の維新の党が議員削減(109→88)議員報酬30%削減をしています。
身を切る改革の第一歩ですね。しかし、これはスゴイことなのです。

ごみ収集など民間で出来ることは、行政が税金を使って運営することはない。
市バス、市営地下鉄の民営化、病院や大学や研究機関の一元化は、最適化の第一歩でしょう。

もちろん、民間に任せられないこともあるでしょうが、(そのための自治体)
マーケティング能力の少ない行政組織より、民間のほうがたいてい上手くゆく。


★コスト

何をするにしても、コストはかかります。
住民サービスを拡大すれば、その財源が必ず必要になります。
それを生み出すには、改革と現状の見直しが不可欠です。

特別区設置にかかるコストは600~650億円ひつようですが、
ムダをなくす改革を実行すれば、先々余分な財源が生まれると試算されてます。

分割すればランニングコストが上がるという意見がありますが、
行政が試算した資料では、17年で2700億の余分に使える財源が生まれると言ってます。

現状、大阪市議会は全ての改革に反対しているようです。
そのような人を信用しろという方が無理ですね。

★討論番組

NHK<熱視線> での討論番組です。橋下市長の正しさが際立ってます。
ただ、制度ができたから全てが解決するわけではありません、というのも本当です。

https://www.youtube.com/watch?v=WFjTaJK3wmk

↓↓のテレビでは言いにくいことを、東住吉区の街頭演説では、はっきり言ってます。
今まで大阪市長が街頭で質問に答えるなんてことなかったですよね?。

https://www.youtube.com/watch?v=8DjGj8xUF9o


少し前になりますが、反対派の藤井教授が出演されてます。ほとんど論破されてると感じました。
賛成派は「今の大阪はボロボロ。都構想でシロアリ駆除」(元財務官僚 高橋氏)

https://www.youtube.com/watch?v=cyvxMGuKh2A

財源とは、税金のことですから、大阪が凋落すればするほど減ってゆきます。
その大阪を発展させるための組織、大阪都が必要なのは自明の理ですね。
そんな組織が今までなかったのですから。

現在、期日前投票では反対票のほうが多いようです。
考えにくいことですが、大阪市は今のままのほうが良いと考えているのでしょうか?

5~6年前に当時の橋下知事が、「大阪都構想」を打ち出したときは、
他の政治家はそんなこと実現するはずがない、と高をくくってたいたのでしょうねぇ。

大阪府知事、大阪市長を経験した橋下氏の発言には重みがあります。
単なる学者さんや、コメンテーターの言葉よりも・・・

大阪の希望の光を消さないよう頑張っていただきたいものです。

最後に、制度が出来たからと言って、全て良くなるわけではありません。
常に改革、見直しを進め、より良い方向に向くよう不断の努力がひつようです。

それと同時に、それぞれの人の地域自治意識、自立が不可欠です。
あまりにも政治に無関心だと、とんでもないしっぺ返しがくるでしょう。
すでに、大阪府市の失敗で大きな借金を市民は背負わされています。

巨額の税金を使って失敗した事例を調べると、何ていい加減な政治なんだろうと思います。
甘い汁を吸ってた連中がいるんでしょう。政策の失敗とは言ってますが・・・

現在は大阪市だけの問題ですが、大阪の再生のためには堺市を含めた統合が望ましい。

強力な大阪都と言う広域行政が、都市計画を作り実行してゆけば、
今までのバラバラでまとまらない、話し合いで物別れ、大阪の大都市戦略がない、組織もない・・・が少しはマシになるかもです。

橋下氏のモチベーション維持少し前の街頭演説で理解できます

https://www.youtube.com/watch?v=kwfmDgwQnyw

何度も言いますが、制度ができるのは第一歩なんです。
結局は本当に大阪を良くしたい、と願う人が政治を行わないとダメなのです。

政治の話は、ややこしい。と、無関心になるのが一番怖い。。。
ちょっと時間を取り、調べれば簡単に分かることです。

数の単位

皆さんお馴染みの数え方ですね、一、十、百、・・・知ってますよね。

一、 10の0乗   十、 10の1乗   百、  10の2乗 ・・・

億(10の8乗)兆(10の12乗)京(10の16乗)・・・その上は??

https://www.youtube.com/watch?v=ruSJZ32MLwg

那由他(なゆた)10の60乗 不可思議(不可思議)10の64乗 

無量大数(むりょうたいすう)10の68乗とつづくのだが。。

実はこれ、日本の和算から生まれた数え方だったのです。
言葉そのものは中国由来の仏教用語ですが、桁を決めて命名したそうです。

それだけなら、へぇ~~で終わるのですが、次の動画をぜひ見てほしい。

「フカシギの数え方」おねえさんといっしょ!
https://www.youtube.com/watch?v=Q4gTV4r0zRs

「おねえさん動画」として160万回以上見られている動画です。
この組み合わせの爆発、実は日常生活に密接した問題でもあるのです。

たとえば、送電網。遠くの場所で電気を作り送る電線の仕組みも関係します。
大規模停電にならないよう、送電事故が起きないよう、相当複雑な計算がされています。
また災害時の避難場所や経路にも応用されようとしてます。

お馴染みのカーナビシステムもそうです。
目的地まで、渋滞を避けつつ最短ルートを教えてくれますよね。

ひいては、将棋や囲碁ソフトのAI(人口知能)のシステムにも応用されています。

上記の「おねえさん動画」はフィンランドの人が専門的なサイトにUPされて、
開発した日本のメディアラボは遅れて申請したそうです。
それくらい、専門分野では相当に注目された研究だそうです。

スーパーコンピューターでも11×11の組み合わせを解くのに25万年もかかる。
それを、プログラミング(アルゴリズム)を工夫するだけで、数秒で答えがでるという。
ちなみに、メディアラボでは23×23の組み合わせまで答えが出てるようです。

私は、囲碁、将棋が好きでソフトも買いましたが、対戦すると相当に強いです。
将棋などはプロレベル(アマ9段)にまで改良されています。

アルゴリズムの開発はPCの苦手な最適化問題まで答えを出そうとしているのです。
もちろん、それでも限界はありますが・・・

その限界を破る一つが、量子コンピューターであるのは確かでしょうねぇ。
そのハードとアルゴリズムの開発に期待がかかります。

こんな、えらそうなこと書いてても、テレビやスマートフォンなどハードの仕組みなんて分かりません。
私たちはそれを利用し、自身の役に立てたいだけなんですもの。

知識、技術の集積がここまで便利な生活を支えてくれてます。
もちろん、それらの便利グッズがなくても、人は生きていくことは可能です。
技術進歩だけが全てというつもりはないのですが、
少なくとも、それらを否定するのは間違いじゃないかと思う。

この組み合わせ、最適化問題は、0か1 二者択一から、0と1 という確率的な考え方です。
人によっては、そんな「あいまい」なことを嫌います。
白黒つけようと言いますが、どちらかが絶対的に正しい、なんてことはない。

これは、今現在起きてる紛争の多くを解決してくれると願っているのですが・・・


ひも理論⇒超ひも理論(スーパーストリング)は超ムズイです^^

そもそも「ひも理論」誕生のキッカケは、
この世の全ての現象を一つの数式で表そうとする試みです。

「Theory of Everything」万物の理論と呼ばれる数式なのです。

この世は何でできているのか?という究極の問いに対する答えを見つける努力です。

物質をとことん小さな基本素粒子にまで突き詰めると、
電子・ニュートリノ・クォーク(アップ、ダウン)に分類できる。

クォークには様々な種類があり、標準模型が出来上がってます。

原子の世界では、原子核の周りをクルクル回っている「電子」、
原子核の中の陽子と中性子は「2種類のクォーク(アップ、ダウン)」からできていて、
その原子核から、ときおり飛び出すきまぐれな素粒子が「ニュートリノ」です。

それらをまとめたり、動かしているのは、この宇宙の「自然の力」なのです。

微視的宇宙では、
原子核の周りを回ってる電子を動かしてるのは、「電磁気力」
核内に2種類のクォークをまとめてるのは、  「強い核力」
ニュートリノを原子核から飛び出させているのは「弱い核力」

巨視的世界では、
ニュートン、アインシュタインの発見した相対論「重力」

現在、分かってる宇宙に自然と存在する力は、上記の4っつだけなのです。

ミクロの世界の量子力学の理論は、対称性を突き詰めて美しさを追求しました。
その理論、数式からは他の思いもよらない現象が導かれ検証されました。

見事なまでにある現象を予測し実験結果がピタリと一致したのです。
ここにミクロの標準理論が完成しました。

ただ、その追求の過程では、重大な問題も発生しています。
∞(無限大)発散の問題を解決したのは、朝永振一郎さんの「繰り込み理論」

対称性を追求した結果、質量0という答えが現れる難題。
これを解決したのが、南部陽一郎さんの「自発的対象性のやぶれ」
大阪市立科学館に「磁石のテーブル」が展示され、分かりやすく解説しています。

それをヒントに考えられたのが、ヒッグス粒子の存在でした。
最初はあまりにも都合がよ過ぎるということから敬遠されてました。
しかし、2013年にSERN(セルン)でヒッグス粒子が発見されました。

また南部さんは1970年代に「ひも理論」を提唱しました。
しかし、数学的には美しい理論でしたが、実験結果に合いませんでした。

その理論を発展させたのが、シャークとシュワルツという無名の物理学者たち。
「超ひも理論」を完成させたのですが、大きな問題があります。

私たちが現実に存在するのは、縦、横、高さの3次元に時間を入れた、4次元の世界。
「超ひも理論」では10次元が必要なのです。
そんな異次元が実際にあるとは信じられない、といういうものです。

10次元が必要で、私たちの4次元(時間入れて)+6次元が隠されてる。
X,Y,Z,軸に、それぞれ直角に2次元づつコンパクト化されているという。

私たちが電線を見ても線のように見えますね。(1次元)
でも小さなテントウ虫にとっては、太い電線は3次元に見える(プラス2次元)。

隠された異次元とは、大きさにより見え方が違うこと。
あまりにもミクロの世界であるため、私たちには見えないだけ。
原子の大きさよりもずっと小さい世界です。(カラビーヤウ空間)

一躍脚光を浴びた「超ひも理論」を紐解くと、
なんと、一般相対性理論と素粒子理論が導き出されたのです。

超ひも理論を提案した当人にとっても驚きの瞬間です。
偶然にも二つの理論が内在した数式を表していたからです。

しかし、かのホーキング博士から、ブラックホールの謎の熱という難題が出された。
「ホーキング パラドックス」と呼ばれ、ブラックホールが蒸発するというもの。

ブラックホールの奥底では、重力により粒子は身動きできないはずなのに、
なぜ熱が生まれ蒸発するのか?
物理学の根底が覆るほどの問いかけでした。

そこで「超ひも理論」を発展させ、ひもがカラビヤウ空間で動き回り熱が発生する。
その熱を計算すると、ホーキングの謎の熱とピッタリ一致したのです。
「ホーキング パラドックス」は解決されました。

「超ひも理論」を進化させたウィッテンの「M理論」
なんと11次元の世界です。
私たちの宇宙は一つの膜(まく)であるという。

しかも10の500乗という莫大な宇宙が生まれ無くなってるという世界。
アブクのごとく、別の宇宙が存在するという結果が導き出されている。

ミクロ、量子の世界では不思議なことが一杯おきている。
何もない真空から、突然、粒子と反粒子が現れて、対消滅する。

また宇宙では質量(物質)の95%が未だに分からない。
ビッグバンで計算されるバリオン数(質量とエネルギー)が大きすぎて計算に合わない。

それがダーマター、ダークエネルギーと呼ばれ宇宙の大半を占めていて(95%)、
星や銀河やブラックホールの質量を全部合わせても5%にも満たない。

また、この宇宙は加速膨張してて、遠くの銀河ほど早く遠ざかっている。
ハッブルが発見したが、それまでの常識を覆し皆が驚いているのです。

現在の物理学の2大理論が、量子論と相対論。

宇宙の巨視的な世界は相対論。
ミクロの微視的世界は量子論。

この二つを一緒にしようとすると、不都合なことが起きて、まとめられない。

そこで可能性のある、ひも理論がひっぱりだされて、「超ひも理論」になり、
それらをまとめるM理論(11次元)が提唱されてる。

量子である電子や光子やクォークは点粒子として記述されているが、
それでは、分母が0になり、∞という問題が発生する。

「繰り込み理論」では解消されない、∞が無限個発生してしまうのです。

そこで根本から見直された、基本物質とは・・・

実はこの世界の究極の物は、「ひも」でありその振動により物質が生まれる。
電子も光子もクォークも、全て「ひも」の振動で発生する。

「ひも」は1次元で、長さ(プランク長)を持つから分母が0にならない。

残念ながら、「ひも」を見ることは私たちにはできません。
あまりにも小さすぎるのです。


この宇宙の始まりは、何もないとこから、ミクロの粒子が現れて、
本来なら、物質と反物質で元の木阿弥になるところが、
どういうわけか、物質だけが取り残されてできたのです。

そのミクロの空間が「インフレーション」により急激に大きくなり、
その中の空間のエネルギーが極大になり大爆発した。

これが、「ビッグバン理論」なのです。

勿論、誰もみたことないので、仮説なのですが現在観測されてる現象が裏付けてる。
宇宙背景放射(3K放射)などなど。

私たちが存在してる空間には信じられないほどのエネルギーが満ちているのです。

この「空間のエネルギー」が究極で、全ての物質はそれから生まれたのです。
そして空間が広がっても、エネルギーは薄くならない。

E=MCの2乗 物質とエネルギーは等価(おなじもの)なのです。

最初にできた元素が水素と少量のヘリウム。(ヒッグス粒子のおかげ)
宇宙の広がりと、ダークマター(未発見)のムラのおかげで水素が集まり、
核融合が起き恒星が生まれる。

巨大な太陽のような星が重力に耐え切れなくなって大爆発。(超新星爆発)
そのおかげで、鉄以上の重い元素が生まれました。

「水兵リーベ ぼくの船・・・」H・He・Li・Be・B・C・N・O・F・Ne・・・
覚えてますか?習ったはずですよね^^
人の血液中には、ほとんどの元素があります。放射性元素も含めて。

138億年前に誕生したこの宇宙に、
星の爆発により様々な元素が生まれ合体し、46億年前に地球が誕生したのです。

私たちは皆、星のカケラで出来上がったのです^^


相対論と量子論、2大理論をまとめる可能性があるのが、「超ひも理論」なのです。

出来上がれば、「万物理論」として、ひとつの数式で宇宙が表されるのです。
まさしく「神の数式」ですね。

全ての物理現象はここから導きだされます^^

未だに、やっかいなのが、「重力」なのです。

アインシュタインは「空間のゆがみ」と言ってます。
実際、重力レンズなど、天文学の世界ではその正当性が検証されてる。

量子論では「重力子」グラビトンを考えてます。(未発見)
ただ、ミクロの世界では重力の力は弱すぎて影響がない。

1)重力
2)電磁気力
3)弱い核力(原子核内)
4)強い核力(原子核内)

2と3は電弱理論(グラショウ=ワインバーグ=サラム理論)として確立してます。

超ひも理論は様々なバージョン(5つ)
があって、それらをまとめるM理論が提唱されてます。

私たちの宇宙を大きな膜(メンブレイン)と考え、
違う宇宙の膜がぶつかることで、ビッグバンが起きるという考え。

その間を重力が閉じたひも、として行き来してる。

重力だけが違う宇宙への架け橋かも。

超ひも理論はかなりの成果をあげていますが、まだまだ仮説の段階です。


実際、南部陽一郎さんは、

面白いのは、私たちの宇宙以外に多くの宇宙が存在するという考え。
生きたまま、そこへ行くことはできませんが、沢山の世界があるかもしれない。

ひょっとすると、別の世界に違う自分がいるかもしれない。
亡くなったあとは記憶を全て失い、違う宇宙に誕生するかも・・・

輪廻という考えもあながち間違いじゃないかも。。
物理学者の中には、仏教に興味を持つ人が少なくない。

この世と、たくさんのあの世がある?
私が記憶の中でのみ存在するとすると、記憶を別のものに写し変えれば?

いやいや、そう考えると色々楽しみかも^^

映画の「アバター」や、NHKドラマ「さよなら私」とか、
意識(記憶)が別人に変わるとどうなるのか。

そもそも私って何??

まぁ~色々考えるのは楽しいと思いませんか?

ちょっと、小説でも書きたくなる気分です。^^

最先端の理論物理の世界では、常識的じゃない世界が見えてきます。
あきらめさえしなければ・・・・

NHKオンデマンドでは、「神の数式」というビデオが見られます。
興味ある方は是非ご覧になってください。