学期末、お楽しみ会を企画しています。
もう子供たちに話し合いを任せ、その成り行きを見守る感じです。
校庭を確保できたので、校庭で何をするか話し合っていたわけです。
サッカー経験者の多いうちのクラスでは、サッカーがいいという男子がたくさん。
そこで、サッカーという案と、鬼ごっこという案で、どちらをやるのか多数決となりました。
結果は2票差で鬼ごっこ。
クラスは女子の方が多いので…
男子はえ~、というだけ。
何でサッカーに手を挙げないの?という声も…
これで終わりって寂しいですよね。
何でこちらの方がいいのか理由を言い合ってもいいわけなんですけど、そうならない。
だから、僅差なので理由を言い合ってもいいんじゃないの?
ってアドバイスしました。
すると、そこから子供たちはサッカーや鬼ごっこのよさを語り始めます。
するとすると…
女子がなぜサッカーじゃない方がいいのか理由が出てきました。
ルールが分からない、
男子だけで勝手にやってしまう、
失敗したら男子は冷たいことを言う…
などなど。
始めは男子も「だって、だって」ばっかり。
でも違うんですよね。
言い負かすのが話し合いじゃないんだよ、
折り合いをつけていくのが大事なんじゃない?
そのようなアドバイスをしました。
ここが、クラス全体が成長するチャンスだと思いました。
きっと今まで正しいことを言ってきて、男子にいい子ぶるな、って言われていた女子が全体に向けて正しいことを言っているんです。
それを男子がちゃんと聞いているんです。
すると、一人の男子が
「じゃあさ、これから女子に不安なことや問題点を出してもらおうよ。で、それを全て解決する方法を考えればいいんじゃないの??」
って言うんですね。
そこで、女子は今までの不満を言います。
でも男子もそれをしっかり聞きます。
そして、それを解決する方法を模索しました。
そうすると、女子たちも、これを守れるならサッカーをやっていいと思う。って言います。
女子はサッカーが嫌なんじゃないんです。
男子が勝手にやることが嫌なんです。
失敗したら責めるような雰囲気が嫌なんです。
でも、一人の女子は、冷たい言葉をかけないって言うけど、今まで裏切られてきたから信用できないって言います。
すると、司会の男子が、それは今まで悪かった、謝るしかできないけど、信用して欲しい、って言います。
ルールや反則が分からないということに関しては、サッカーをやっている男子が紙に書いてきてくれることになりました。
こうやって、クラスとして、クラス全体のことを考えて行動できるような視点が生まれました。
今まで、子供たちは、特に男子は、自分のことしか考えていないんです。
だから、自分がやりたいサッカーをやる、できない女子には冷たい言葉。
違うんですよね。
相手のことを考えるのが大事。
今回話し合うことで、それがちょっとは分かったんじゃないかと思います。
女子の言うことを真摯に受け止め、自分たちのやりたいことをやるために折り合いをつける。
それはまさに他者理解がないとできないこと。
それは、話し合うことで分かってくるんですね。
みんなのWin-Winを考える!!
今のクラスの子供たちは、話し合って、折り合いをつけていくという経験がないんだと痛感しました。
おそらく、今までは「…がいい人??」
挙手。
「……がいい人??」
挙手。
じゃあこちらが多いので決定!
ってやってきたのでしょう。
それだと、このような他者理解という視点や考え方は生まれない。
子供たちが自分の考えを話し合うことで、初めて分かるんですね☆
今回、子供たちの話し合いを見ていて、俺自身も勉強になりました。
話し合いの大切さを改めて知りました。
話し合いをたくさんしているクラスは、伸びていくんですね。
そう言えば、前任校で学級経営部で学び、研究授業させてもらったことがありました。
あの時は色々な話し合いを取り入れました。
子供たちが大きく伸びたのを実感しました。
初心を忘れずに、子供たちの力を信じて、話し合いをたくさんしていきたいって思いました。