iPhoneに搭載されている”低電力モード”、バッテリー残量が20%を下回ると『バッテリー残量が少なくなっています。』というメッセージとともに出てくるこの機能、電池が残り僅かである時に設定する人も多いと思います。
低電力モードとは、メールの自動送受信や高度な描画など一部機能を制限することで、iPhoneのバッテリー消費を抑える機能です。iPhone 6の場合でバッテリーを約3時間余分に持たせることができるらしい(ホントかよ...)
通常では主にバッテリーの少ない状況で使用する機能ですが、中には常時低電力モードにしておきたいという人もいるのではないでしょうか。私が以前、経年劣化でバッテリーが弱ったiPhoneを使っていた際、少しでも電池残量を温存したいからと低電力モードを常に設定していました。
ですが低電力モードは一回設定すればずっと設定が維持されるわけではなく、あくまで電池残量低下時の温存手段なので充電によりバッテリー残量が80%を超えると自動的に無効化されてしまいます。もちろん無効化された後に再び設定すれば良い話ですが、なんか面倒...
そこで今日の本題、自動で常に低電力モードを維持させる方法をご紹介します。
まず使用するアプリですが、Appleの純正Appである『ショートカット』というものを使います。このアプリはiPhoneで毎日行う作業や設定をワンタッチでできるように設定できるアプリになります。Appleが提供するアプリケーションなので安心ですが、初期状態ではインストールされていないことが多いのでまずはApp Storeで"ショートカット"Appを入手してください。
インストールが完了したらAppを開きます。開くとこのような画面が表示されるので、画面下の"オートメーション"というところを押します。
次に右上の+マークを押して新規オートメーションを開きます。
"個人用オートメーションを作成"をタップ。
今回は低電力モードがオフになった際に再び勝手にオンにするようにしたいので、下にスクロールしていって"低電力モード"をタップします。
するとこのような画面になるので右側の"オフ時"にチェックを入れ、"オン時"からチェックを外します。
完了したら"次へ"をタップ。
アクションという画面が表示されます。
今度は指定した状態にiPhoneがなった時にどのような処理をするか指定していきます。今回の場合、低電力モードを再びオンにするように指定します。
"+アクションを追加"をタップ。
①"Appおよびアクションを検索"を押します。そこに『低電力モード』と入力して、
②"低電力モードを設定"を押します。
するとアクションの画面にこのようなブロックが表示されます。"オン"や"変更"などの青い文字を触るとそれぞれ処理を切り替えることができます。今回は『低電力モードをオンに変更』するだけでいいので、この状態で次へをタップ。
するとこのような画面に進むので、一番下の"実行の前に尋ねる"をオフにします。
"尋ねない"をタップ。
できたら右上の完了をタップして完成です。
これを設定するとコントロールセンターで自分が低電力モードを切ってもずぐに復活するようになります。
ちなみに最初にも触れましたが、この低電力モードを設定すると、iPhoneの細かい機能を一部制限します。それでも『多少機能を減らしてでもバッテリー駆動時間を稼ぎたい』という方は、ぜひ設定してみてはいかがでしょうか。ちなみに私が以前設定していた時の感想ですが、特にそこまで不便は感じなかったと記憶しています。メールの更新頻度が減ったところでそんなに困らないし、LINEは普通に届くのでぶっちゃけ常に低電力モードにしておいてもアリだと思います。
最後に無効化する方法も少し書いておこうと思います。
一覧の画面でオートメーションをタップして"このオートメーションを有効"をオフにするか、
一覧画面でオートメーションを左にスワイプすることで削除することもできます。
最後までお読みいただきありがとうございます。当ブログでは他にもiPhoneやMacに関する話、その他の私の趣味なんかのどうでもいい話とかも書いておりますので、よろしければご覧ください。では!!