時計にハマる前、急に「冠婚葬祭時計を持っておかないといけない!」と思うようになりました。

40代半ば。コロナ前の話です。



当時持っていたのは、アストロンと赤枠G-SHOCK。さすがに冠婚葬祭には使えないと判断。




だからと言って、わざわざ買うのも抵抗あり(当時は)。そこで白羽の矢が立ったのは、実家で眠っていたブライツでした。




これなら白文字盤だし、バーインデックスだし、ブレスを黒革ベルトに替えれば、ギリギリいけるだろうと思いました。


早速近くの時計店でベルト交換を依頼しましたが、そこで言われたのが、


「このブレスは取り外しできない!」


バネ棒部分が錆びていて、取り外せる自信がないというのが理由。意外でした。時計修理人はどんなブレスでも外せると思っていたからです。


ということで、ブライツ冠婚葬祭時計化計画は、あっけなく終了しました。



時は過ぎ、今や冠婚葬祭に使えそうな時計は手元にゴロゴロしています。しかし絶対的存在は、このドルチェ。




買ってはみたものの、冠婚葬祭としての着用機会は数回のみ。


冠婚葬祭の機会ってそんなものだと思いつつも、もう少し使ってあげたいと思ってます。











自宅の寒さを避けるため、会社のロッカーに避難させていたタイプII。




暖かくなったので、自宅に戻しました。4か月ぶりの帰還です。この時計は寒さで時々止まるので、例年会社で冬眠させています。



これが冬眠中の姿。

保存用の箱に入れています。

なんだか寂しそう。




4か月ぶりの自宅で箱を開封。

時刻バッチリです。止まらなかったようです。

冬眠成功ですね。




久々の着用。やはりいいですね。

ラグレスのケース、精悍でカッコいいです。




この時計は、例年夏のビジネス時計。

今年も同じ場面で使用予定です。





それはセイコーのオールドクオーツに付いている、秒針アジャスト機能。



りゅうずを2段引きすると、秒針が10秒単位で止まるというもの。



例えば秒針が14秒でりゅうずを引くと20秒で、52秒で引くと0秒で止まります。

時刻合わせをしやすくした機能です。


私の手持ちでは、グランドクオーツとキングクオーツにその機能があります。




この機能、なかなか微妙です。

私のグランドクオーツは精度が低いので、よく時刻合わせをしますが、そこまで便利とは思わない。


別に10秒単位で止まらなくても、時刻合わせはできるし…。


でもこういうマニアックな機能に、特別感を感じてもいます。今の時計には絶対に付かない機能、ある意味贅沢です。