4/24(水)、人生に起こることはなんでも楽しまな。
先日鑑賞した、映画「あまろっく」の話。
ワタシが近年観た邦画の中では一、二を争う秀作。
完全にノーマークだったのですが、劇場で鑑賞して良かったなぁ〜としみじみな作品。
理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。
ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父が再婚相手として20歳の早希を連れてくる。
ごく平凡な家族だんらんを夢見る早希と、自分より年下の母の登場に戸惑いを見せる優子。
ちぐはぐな2人の共同生活はまったく噛み合うことがなかったが、ある悲劇が近松家を襲ったことをきっかけに、優子は家族の本当の姿に気づいていく。
※引用元 : 映画.com
主人公、近松優子を演ずるのは江口のりこ。
「ソロ活女子のススメ」で演じられている五月女恵といい、こういったキャラクターは適役。
笑あり、涙あり。
あっという間の119分。
余計なところはなく、サクサクサクっとテンポが良かったのもワタシ好み。(サクサクサクっとに物足りなさを感じる人がいるかもしれませんが)
気がつけば主人公を応援し、幸せになってほしいと祈っているし、ハラハラ、ドキドキしてしまう。
涙腺を刺激するシーンも多々あり。
お気に入りの中村ゆりのお母さんも良いし、笑福亭鶴瓶、松尾諭が演じるお父さんも良い。
ふとしたシーンで亡き父や亡き母のことを思い出し、それがまた涙腺を刺激する。(苦笑)
さらには、20歳の再婚相手を演じた中条あやみも好演。
最後の最後に予想を裏切る展開も得点アップ。
笑福亭鶴瓶演ずる父親の口癖、
「人生に起こることはなんでも楽しまな」
「食うて寝たら大概のことはなんとかなる」
・・・が心に沁みる。
幸いなことに今、これといった悩みはありませんが、今後何かあったらこの言葉を思い出そうと思ったのは事実。
繰り返しになりますが、近年ワタシが観た邦画の中では一、二を争う秀作でした。
ホント。
M.J.KOZOU