PostPet TypeLand 打モモ。#PC版 #PostPet #チラシ #制作裏話 | BOYS LIFE written by M.J.KOZOU

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今日起きたこと、今日思ったこと、仕事のこと、趣味のこと等を、アトランダムに書かせていただきます。

10/19(金)、カナ入力、Mac対応した理由。

 

本日のチラシは2000年10月10日、旧体育の日に発売した「PostPet TypeLand 打モモ」。

 

な、なんと、20年以上前!(苦笑)

 

 

ワタシが制作したPCソフトの中で最も売れたソフト。

 

何度追加製造したことか。

 

 

当時、タイピングソフトが流行っていたのですが、どれもこれも殺伐としているというか、無機質というか、男性的というか、淡白というか、物足りなさを感じていたのは事実。

 

ワタシが制作するのであれば、よりエンタメで、女性お子様にも楽しんでもらえるソフトにしたいなぁ〜と思い企画したもの。

 

 

良い意味でガチャガチ、賑やかなものにしたいと考え、今から開発すれば10月に発売できるか。

 

だったら旧体育の日(10月10日)を発売日にし、内容を運動会にしちゃおうか。

 

そんな安易な流れから、テーマを運動会に。

 

 

タイピングのスピード正確さによって、玉入れ、なわとび、綱引き、おゆうぎ、障害物リレーの結果が変わる。

 

練習モードはお弁当作り。

同様に、タイピングのスピード、正確さによってできあがるお弁当が変わる。

(遅くて、不正確だと焦げたおかずができてしまうのがお子様にウケた、ウケた)

 

 

「ダグアウト」(PC版)でも書かせていただきましたが、VTR機能を搭載。

 

例えば、ハイスコアを出した時の自分と対戦したり、全国のプレイヤーや有名人と擬似対戦することができるのです。

 

 

プレイヤーは uchimomo.com に自分のデータをアップロード。

 

アップロードされたデータは他のユーザーが自由にダウンロード可能。

 

全国順位1位のデータをダウンロードし設定すれば、1位の人と擬似対戦ができる・・・って機能。

 

(チラシ裏面右の玉入れ、なわとび、綱引き、おゆうぎ、障害物リレーの画面内に同じような画像が2つあるのは、自分と擬似対戦の相手の状況が表示されるからです)

 

 

この機能を利用したプロモーションも力を入れました。

 

プレイヤーがデータをアップロードすると、大会にエントリー完了。

ランキング上位の方々はもちろん、100位、1,000位、10,000位等のピタリ賞、777位のフィーバー賞、ブービー賞等、成績が良くなくても賞品GETのチャンスあり!な大会。

 

キャッチコピーは「参加することに意義がある」な大会。

 

 

そして、有名人の方々にも御協力いただきました。

 

有名人の方々にプレイしていただき、そのデータを uchimomo.com で公開したわけ。

好きな有名人の方のデータをダウンロードすれば、自宅で自分のPCでその有名人と擬似対戦できる・・・というもの。

 

 

PostPet TypeLand 打モモ」で御協力いただいた方々

石井竜也 さん

伊藤裕子 さん

久保恵子 さん

仲根かすみ さん

 

PostPet TypeLand2 打モモも」(第二弾)で御協力いただいた方々

鈴木繭菓 さん

はしのえみ さん

平山あや さん

綾瀬はるか さん

 

 

発売日前々日、前日に渋谷109入口付近で大々的にイベントをやらせていただいたり、TBS系列で深夜に放送されていた「ワンダフル」に取材していただき、番組内で取り上げていただいたり、石井竜也さんの赤坂BLITZでのLIVEに協賛させていただいたり、前述させていただいたとおり、ありがたいことに何度も追加製造したのですが、その都度、追加のプロモーション費用を確保し、アレやコレやソレやと様々なプロモーションを実施させていただきました。

(第二弾では、クイーンズスクエア(横浜)に はしのえみさんを招いてのイベントも実施)

 

 

(以前、どこかに書いたかもしれませんが・・・)

綾瀬はるかさんと本件で御一緒させていただいた翌日、偶然、渋谷でバッタリ遭遇。

運命を感じたんですけどねぇ。(苦笑)

 

今でも渋谷のソコに行くと当時のことを思い出します。

 

 

ちなみに、当時出回っていたタイピングソフトの大半はローマ字入力専用だったのですが、当ソフトはカナ入力にも対応。

 

これも何度かどこかに書いたと思いますが、ワタシがカナ入力派だから。

 

企画当初からカナ入力対応は必須項目でした。(笑)

 

 

例によって、WindowsとMac両方でプレイ可能なハイブリッド版ですが、F社で制作したクイズゲーム等のように Macromedia Directorで開発したわけではありません。

 

もちろん、Windows版とMac版をそれぞれゼロから開発したわけではなく、開発工数等が2倍にならぬよう様々な工夫をしていたわけですが、それでも関係各位には面倒や手間をおかけしてしまったのは事実。

 

Windows版のみで・・・も考えたのですが、ワタシが強烈なMacユーザーだったのでカナ入力対応同様、Mac版も必須項目でした。(苦笑)

 

 

そして、SONY(当時)のPC VAIOの一部モデルにバンドルされることに。

 

正直なところ、バンドルによる売上はそれほど大きくないのですが「VAIOにバンドルされる」ということがとってもうれしかったですねぇ。

 

バンドルされる頃に第二弾をリリースすることもありましたが、当時はAppleと共にSONY党でもあったワタシ。

仕事もプライベートもWindowsマシンはVAIO一択でしたから。

 

 

繰り返しになりますが、ワタシが制作したPCソフトの中で最も売れたソフト。

 

そりゃ、毎年10月10日(このソフトの発売日)になれば、このソフトのことを思い出すのはワタシにとってごくごく自然なことなのです。

ホント。

 

M.J.KOZOU