「いつやるか? 今でしょ!」の林修先生、『ギャンブル』『流れ』について語る | 麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!

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いつやるか? 今でしょ! (宝島SUGOI文庫)  いつやるか? 今でしょ!
 
いつやるか? 今でしょ!   (宝島SUGOI文庫)   
著者 : 林 修 
文庫 : 244ページ
出版社 : 宝島社 (2014/5/8)
 
 
いつやるか? 今でしょ!
 

 麻雀や競馬をやっていると、理屈では説明できないような、勝負の「流れ」というものを感じる瞬間があります。今日は流れがいいぞとか、何か流れが悪いな、といった感じです。「空気を読む」ということに似ていなくもありませんが、それがその場一瞬のものであるのに対して、もっと時間的な経過を伴うものです。
 そんなの僕は信じないよ、そう言い張る人もいることでしょう。しかし、実際に麻雀を打てばわかるのですが、確率的には起こり得ないといってもいいような偶然や偏りが、ごく普通に起きるのです。麻雀を打つ人は、そういう流れを感じ、その流れを自らに引き寄せようとさまざまな工夫を施すのです。   (P201)

 
 
林先生といえば、東進ハイスクールの現代文の講師ですが、元は数学の講師だったのは有名な話。
 
その元数学講師が、”確率的には起こり得ないといってもいいような偶然や偏りが、ごく普通に起きる”

と「流れ」を肯定しています。
やはり流れはあるのでしょうか? 
  
 
また、林先生は著書の中で、「ギャンブル」「流れ」について、独自の理論を展開しております。
これは大変興味深いと思いますので、一部抜粋させて頂きます・・・・・・
 
 

 なぜなら、ギャンブルを通じて学んだものも、かなり大きいからです。今この仕事を選んで、順調にやってこられているのも、大げさではなくギャンブルを通じて培った感覚によるものだと思っています。それを考えると、あのお金は授業料だったんだな、と。  (P199)

 

 僕がギャンブルから学んだのは、「流れをとらえる眼」と「縦の勝負と横の勝負の感覚」。この2つです。こういう感覚を、ギャンブルなどせずとも身につけたという聡明な方にとっては、以下の内容は無用の長物です。しかし、今の日本の、特に若い人の様子を見ていて、この手の感覚の欠如を感じるのも事実なのです。   (P200)

 

「いい流れ」は、魅力的だがとても気まぐれな女性のように、手元にとどめておくことは本当に困難です。しかし、気まぐれなだけに必ずまた訪れてもくれるのです。それをとらえる感覚はギャンブルをしなければ絶対に身につかないとは言いません。
 しかし、ゲームでは養うことはできないこともまだ事実なのです。そうした目に見えない、理屈にならないものはプログラム化できないんですから。  (P208)

 
 
  
「ギャンブル」「流れ」に関する部分のみ取り上げましたが、それ以外の記述も大変勉強になりました。
林先生の著書に、興味のある方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?(*´ω`*)
  
   

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