和ティストに溢れたゲーム。
自分の中にある、日本への望郷の思いに駆られる作品。
巨大な薬缶が、空を移動する手段なのも良い。
日本の全都道府県がモチーフのステージは、それだけで知的好奇心を刺激する。
コロコロコミック読者層の児童へ向けたゲームであるが、その対象の目線に立った思いが真っ直ぐにゲーム作りに表れている。
自分も幼少期、同じ制作陣の『がんばれゴエモン』を遊んで、その時受けた色々な感情がずっと胸に残っているが、同じように遊んだ少年少女が、大人になってもずっと忘れない、大切な何かをもらえるゲーム作品であると思う。
任天堂タイトルもそうだけど、こういう作品の意義がもっと世間から評価されてほしい。