Facebookで、「夕食が遅くなってしまう時の対策を教えて欲しい」とのリクエストがあったので、今回は夜食べるのが遅くなってしまう方へのアドバイスをまとめたいと思います。
「夜遅くにたくさん食べるのは良くない」ということは皆さん聞いたことがあってなんとなく知っているかと思いますが、これはその通りです。
ではなぜ夜遅く食べると体に良くないのかということについてまず紹介したいと思います。
◯夜遅くに食べたものは脂肪になりやすい
夜遅くに食べると、脂肪がつきやすいということがわかっています。
これは、"時間栄養学"という考え方で、食事の「内容」だけでなく、「時間」も身体に影響するというものです。
これには、「BMAL1」というタンパク質が関係していることが明らかになっています。
BMAL1は脂肪細胞に多く含まれていて、この分泌量が多くなる夜の時間帯(午後10時~午前2時がピーク)にかけて食事をすると、食べたものが脂肪として蓄えられやすくなってしまうのです。
肥満防止の観点から、夜食は控えた方がいいです。
◯夜遅く食べると、睡眠中に疲れが取れにくい
食べ物を食べると、胃腸で消化が始まります。
寝る直前にものを食べると、寝ている間も消化管が動いているため、体が休むことができません。
すると、朝起きた時に体に疲れが残っていたり、胃がもたれていたりすることにつながります。
ですから、夜遅い時は消化されやすいものを摂るようにし、肉や油っこいものは避けた方がいいです。
◯夜遅く食べると、翌朝のご飯が食べられなくなる
夜遅くに食べると、消化されずにお腹に食べ物が残った状態になり、翌朝お腹がすかなくなります。
そうなると、朝ごはんを欠食することになり、これが体に良くないです。
朝ごはんは摂るべきか摂らないべきかという議論がありますが、私は摂った方がいいと思います。
朝食を摂ることにより、胃腸に刺激がいき、腸が動き始めます。
「朝は排泄の時間」と言われ、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)の中で一番大きな運動が起きる時間帯が朝です。
ここでしっかりと腸を動かすことにより、便意が生まれ、排泄へと導かれます。
朝を食べないとこの一日で一番大きい腸の運動する機会を逃すことにより、便秘につながります。
また、ご飯を食べると消化管に血液が行き渡るため、代謝が活発になり、体温が上がります。
脳にも血液がいくようになり、頭が働き始めます。
一日の準備、スイッチを入れるのが朝食なのです。
ただし、食べ過ぎは禁物。朝は軽めに、ご飯と味噌汁に納豆や漬物といって和食がオススメです。
以上が夜遅くに食べない方がいい理由です。
では、どうしても夕食の時間が遅くなってしまう時はどうすればいいのか。
次回はその対策法について書きたいと思います。
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