カロリーを気にされている人って多いと思いますが(特に女子は)、実はカロリーという考え方には限界があります。
最近では飲食店でもメニューにカロリーを載せたり、ホームページで公開しているところもありますが、あのカロリーはあくまで目安。
本当にどれだけのカロリーが含まれているかなんてわからないのです。
◆変動する栄養量
なぜかというと、たとえば同じ魚でも捕れる季節によって栄養量が全然変わってくるのです。
よく旬の魚は脂がのって美味しいと言いますよね。それってつまりカロリーが高いってことです。
魚は特に時期によって栄養量が変わってきます。
また、これは肉も含めてですが、産地や品種によってカロリーを含めた栄養量は違います。
ただ、カロリーを計算する大元になっている成分表はそこまで細分化されて載っていないので、だいたいの栄養量しかわからないのです。
さらに、揚げ物とかだとどれだけ油を吸っているのかによってもカロリーは変わるし、ドレッシングどれだけかけるかとか、麺類ならスープをどれだけ飲むか、とか。
そういったいろんな変数もあります。
◆体に入った後の栄養素
そしてさらに言うと、たとえその食べ物に入っているカロリーがわかったとしても、それを食べて実際どれだけ体の中で使われるかということも考えなければなりません。
人種、性別、年齢、ストレスの状態、睡眠時間、胃腸の調子、一緒に食べるもの。
こういったあらゆるファクターによって、同じものを食べても吸収率は変わります。
ここまでの話はカロリーだけではなく、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、あらゆる栄養素に関して言えることです。
こう言ったことを考えると、栄養や健康を考える時、数字だけにとらわれてはいけないなと強く感じます。
人間は機械ではないので、100入れたものが100使われるとは限らないのです。
遺伝子だって一人ひとり違うのだから、同じものを食べて同じように作用する人間なんていないはず。
なので、カロリーとかをあまり厳密に考えて制限することは意味が無いと思っています。
食生活に関してもあまり厳格になりすぎるのはよくない。
経験上、食生活に関してものすごく神経質で細かい人はあまり幸せそうではありません。
どこまで突き詰めてもランダムなものが含まれている世界ですべてを緻密にやろうとすると、偏狭な人格が育ってしまいます。
だからいいんです。年末年始ぐらい食生活が乱れても。
ハレの日の食事を楽しみましょう。
ただ、そういう時にも頭の片隅にでもこのブログに書いているような知識を入れておくと半分無意識的にある程度のブレーキがかかると思うのでオススメです。
年末年始でハメをはずした分は年明けの食生活で調整しましょう。
今回は「栄養を数字で考えることの限界」についてお話しました。
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