前々から気になっていた安藤美冬さんの『冒険に出よう』を読みました。
安藤さんは大手出版社に勤めた後、30歳で独立し、現在はひとつのオフィスやひとつの肩書きに縛られない働き方である"ノマドライフ"を実践されている方です。
最近ではテレビ番組にも出演され、大活躍されています。
本書はその安藤さんの処女作で、ご自身が現在の働き方を実現されるまでの経緯が赤裸々に語られ、そしてその過程で得られたエッセンスを惜しみなく紹介されています。
内容がとてもおもしろかったのでアウトプットしたいと思います。
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◆冒険心
「安全な道をとるか、危険な道をとるか。迷ったら、危険な道を選べ」
これは岡本太郎さんの言葉です。
人生とは選択の連続ですが、選択を迫られた時というのは往々にして先がよく見えない時が多い。
そういった状況で自分がどちらの道を選ぶのか。
安藤さんも独立しようかどうか迷った時に背中を押して影響を与えてくれたのがこの言葉だと語っています。
私の周りの友人と話していても大きく二つの考え方に分かれます。
「将来こういうことをやってみたい!」と自分の夢を持ちながら日々生きている人、
一方、どちらかというと現状維持で大きな冒険はせずに今の生活を大切にしている人。
これはどちらが正しいとかはないと思いますし、どちらの生き方もその人が本当にそれを望んでいればそれがベストだと思います。
これはただ単にうどん派かそば派という好みのようなもの。
無理に夢を追う必要もなければ、理由もなく夢を諦めることはないのです。
その中で、私が本書を読んで感じたのは、やはり私はずっと挑戦し続ける人生を歩みたいということ。
安藤さんの考え方、生き方にとても共感しました。
◆ここではないどこかへの憧れ
冒険心の源泉はこの気持ち。
安藤さんは学生の時に海外に飛び出してみたり、30歳で独立されたりと少年のような冒険心の持ち主です。
私もこの気持ちがとても強いです。
子供のころは地図帳を眺めながら、「一体この地域では人々はどんな暮らしをしているんだろう?」と妄想していました。
そして20歳で日本を飛び出した。
日本語が通じない、自分を知っている人が一人もいない。
初めての親がいない生活、初めての海外。
その時私を動かしたのは「広い世界を見てみたい」というドキドキ感でした。
不安もあったけどそれ以上にワクワクする気持ちが強かった。
こういう気持ちを持ち続けて生きることはとても楽しいと思う。
◆人との出会い
ノマドライフを実現させる上で大きいのは人から応援されること。
まだ実績もない、知識も乏しい時期には人から学ぶことがものすごく多いです。
そして人から人を紹介されることも。
特に今の時代はSNSを入り口として、普段なかなか出会えない人たちにアプローチすることが可能です。
私も就活時代、Twitterやブログを通じてたくさんの人にコンタクトを取り、お話を聞かせてもらえないかお願いしました。
その結果、すでに独立されている方や、素晴らしい夢を持った同世代の人たちと出逢うことができました。
安藤さんは会いたい人に会うために30万円の飛行機のチケットを即決したと書いていました。
私も先日、とある縁からジョンキム先生の出版記念パーティにご招待いただき、そこで普段から本などで大きく影響を受けている本田直之さんにお会いすることができたのです。
この時も話が来た時に「チャンスだ!」とピンと来て二つ返事で「行きます!」と答えていました。
形の見えないものにどれだけ投資できるかというのはその人の成長の可能性を表しているように思います。
私も常に目の前に来たチャンスには飛びつくような瞬発力を持っていたいです。
本を読んで感じたことをバラバラと書いてみましたが、本書ではさらに「セルフブランディング」についても参考になることが書かれています。
今年ももう終わりますが、新しい年を迎えるにあたってこれからの自分の進む道を考えたり、今のこの繰り返しの生活から抜けだしてみたいという気持ちが少しでもある方には本書を強くオススメします。
冒険へ出るきっかけになるかもしれません。
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