年末が迫り、いよいよ2012年が終わり、2013年を迎えます。
新年の第一日目、元旦に食べる食べ物といえば、そう、お節料理です。
(ちなみに画像のおせちは高島屋で扱っているおせちで、お値段なんと、20万円!!)
今日はお節料理についてまとめてみたいと思います。
"お節料理"というと、重箱に詰めたいろんな種類の料理が浮かびますが、実は重箱に料理を詰めるあのおなじみのスタイルができたのは明治時代以降だと言われています。
正月に特別な料理を供するという行事は古来中国から伝わり、奈良時代からあったようですが、当時のお節料理にあたるものは高く盛ったご飯などであったそうです。
さらに重箱スタイルが完全に確立して一般的になったのは大東亜戦争が終わり、デパートなどで見栄えの良い料理が発売したことによります。
重箱に入ったお節料理は意外と新しい文化だと言えますね。
また、お節料理は正月に食べる料理というイメージですが、本来は元旦にかけての年越しにも食べられていました。
今でも北海道や東北など一部の地域ではこの風習が残っているそうです。
料理の中身を見てみると、火を通したものや干したもの、あるいは酢漬けや甘辛く煮たものなどが多いですが、これは日持ちをさせるための工夫です。
正月に料理をしなくても済むようにするため。
よく年中無休で働く母親を正月ぐらいは家事から開放させてあげようという意味がある、と言いますが、本来の理由は別にあります。
正月の火は特別なもの、神聖な火だというふうに考えられていて、その神聖な火を煮炊きして料理に使うのを避けるため。
お雑煮はいいのか?と思われるかもしれませんが、お雑煮は神様との供食なのでオーケーだそうです。
そして一般的によく知られていることですが、料理の一つひとつにきちんと意味が込められているのもお節料理の特徴です。
ここではポピュラーなお節料理に関してその意味をご紹介したいと思います。
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また、お節料理の重箱には、4段重ね方式と5段重ね方式があり、それぞれに意味があったり、重箱の中の料理の詰め方もその配置や、何段目にどういう料理を入れるかということもすべて決まっています。
さらにはこれに地域性の特徴も加わり、日本全国で多様なバリエーションを形成しています。
今回、お節料理について調べてみてその奥深さに感動しました。
おそらく世界中探しても一つの料理にこれだけ深い意味が込められているものはないと思います。
料理の中身に一つひとつ、シャレも交えながら意味があるなんて日本人スゴすぎます。
最近はローストビーフやサーモンなどの洋風の料理が入っているお節料理も多くなってきていますが、私たちが築き上げた本来のお節料理の形も大切にしてこれからも残していきたいですね。
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