![$カラダヨロコブぶろぐ](https://stat.ameba.jp/user_images/20121019/21/mizuto-sheep/39/c7/j/t01990300_0199030012244808795.jpg?caw=800)
前回までに、腸の働きと、その腸に忍び寄る危機についてお話しました。
今回は長きにわたってお付き合いいただいた「腸」シリーズの最終回、腸のケアについてお話したいと思います。
腸内環境を整えるうえで、まず大事なのが溜めないこと。
つまり便通ですね。便秘にならないこと。
便秘を防いだり、改善するうえでとても大事になってくる栄養素が『食物繊維』です。
食物繊維は、人間の消化酵素では消化できないものの総称で、いくら食べても体にとって役に立つエネルギーにならないということで、長年ゴミ扱いされてきました。
しかし、近年その有効性が認められ、栄養素としての地位を向上させ、今では5大栄養素にプラスして6大栄養素と、体にとって必要な栄養素の一翼を担うまでになりました。
2000年からは国も目標摂取量を設定するに至っています。
さて、この食物繊維ですが、その性質から二つに分かれます。
1つが水溶性食物繊維(水に溶ける)、もう1つが不溶性食物繊維(水に溶けない)です。
それぞれ働きが異なり、
水溶性食物繊維は腸の中でゲル状になって、糖分や胆汁をくるんで、血糖の吸収を緩やかにしたり、コレステロールを排出する働きがあります。
また、水を含むことで、便通をスムーズにする効果もあります。
一方、不溶性食物繊維は、便のかさを増す働きを持っています。
排便というのは腸の筋肉が刺激を受けることで蠕動運動という動きをすることにより起こってくるので、便のかさを増すことは非常に重要です。
かさが増した便が腸の壁を押して刺激を与えるわけですね。
さて、では私たちは十分な食物繊維をとっていると言えるのでしょうか?
実は日本人の食物繊維摂取量はここ60年ほどで激減しています。
具体的な数値をみると、
・1947年→ 28g
・2008年→ 14g
なんとこの60年で半分にまで減ってしまっているのです。
恐るべし、食生活の変化!
さて、では次は「実際に私たちはどれぐらい食物繊維を取ればいいのか」ということと「それをどうやって補っていくか」というヒントを書きたいと思います。
ちょっと長くなってしまったので、続きは次回に譲りたいと思います(^_^;)
続きもぜひ楽しみにしててくださいね!
↓
腸シリーズ最終回 腸のケア②へ
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