鞘塗り蒔絵⑥ 丸に金鵄梅鉢・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

日本刀鞘塗りは、ようやく丸粉蒔絵に入って来ました。
蒔き終わったものから順にこれから更に磨きをかけて行きます。


この『丸に金鵄梅鉢』は、
第二次世界大戦において若くして戦死された
ご親族を弔う意味を込めるというオーダーにて制作したオリジナルデザインの紋でして、
夜の世界を表現している鞘背面に描いています。

本日は終戦記念日、、、
あの大戦争で犠牲になられた世界中の方々に対し
心よりご冥福をお祈り申し上げます。



鞘背面の粉蒔きは全て完了。
前面もある程度進んでいますが、大松の蒔絵がまた勝負どころであります。

引き続きコツコツと進めて参りましょう。