籃胎漆器の修理⑨ 黒漆上塗り・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
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最後の追い込みに掛かっている籃胎漆器お弁当重箱。
朱漆塗りが完了して、今度は黒漆塗りへ。

黒漆は、艶アリの塗立て漆を使用。また多少のブツは残るかも~ですが、これで仕上げに持って行きたいところです。


黒漆塗りは2回戦。1回目は箱底の縁塗りです。
まずはヘラで漆を配って、、、


刷毛で均します~。


刷毛で漆を配ってみましたが、、、


ん~~均し作業に手間がかかる感じで、あんまり良く無し(^^; 今回のケースでこの方法は止め。この後は全てヘラで漆を配りました。


箱蓋の縁も塗りましょう。


そして、、、全ての側面で僅かにハミ出た漆を綿棒でしっかり拭き取っていきます。


ま~こんな感じでしょうか。乾いたら今度は黒漆塗り2回目=箱上側の小口塗りですね。

果たして次が最後の工程となるか、、、つづく。。