古典占星術は古代から今日まで、チャート全体を見て判断しています。例えば人間関係の問題なら、当事者や必要なら周囲、周辺の状況、過去から未来を読み取って鑑定する、ということです。

 

アクシデンタルディグニティはその極みの一つです。ホロスコープのどこにあるか、他の天体との関係、アスペクト、恒星、すべての中で特に重要なものを考慮する、全体を見通したものです。

 

仮に古典占星術が、天体だけ見て読んでいる、と断定する人がいるならアセンダントが地平線を通過しているのを知らないのと同じぐらい占星術と程遠い理解者だと公言しているようなものです。

 

エッセンシャルディグニティは天体の強さですが、そこには必ず他の天体を理解する情報があります。

 

 

誤情報や虚偽の情報が、どういう状況でどこで生まれて拡散しているのか、その社会や分野の現状を知っておくことも大事です。

 

真実を観る心の目を養っておくことはとても大切なことだと思います。

 

-----------------

最近の類似した記事

実際に読んでいるかどうか デトリメント フォールの判断