読書 | きのかたち みずのかたち

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スギの端材を使った物作りから、山のこと、水のこと、食べ物のこと、命のことまで、考えていきます。

本棚の整理をしています。

30年前に読んだ動物農場。ペーパーバッグの原書が残っていました。1984で有名なジョージオーウェルの寓話です。




赤線引きながら、辞書片手に

時間と根性だけで、最終ページまで読了した思い出。


時代はバブル期の名残がまだ少し残る頃。誰とも話は合わず、相当変わった子だったと思います。


今になって、ブログを通して、時々でも作者のことが話題に上がったり、こんなところで同じ読書体験してる方と出会えるのは感慨深いです。

肝心の内容はほとんど忘れたけど


政治に未来はないなと

 

いろんなスローガンを掲げて、

一時期は国民の支持を得ていても、いつの間にか変容していく。

 

政治に頼らないで、向こう三軒両隣、助け合って生きていくのが一番の理想です。


この本はもう処分できます。




最近、ブログを卒業される方が出てきて、ちょっと置いて行かれたような寂しさを感じます。


私が愛読するブログは

自分でゼロから思考され、実践される方。


私には思いもつかないような視点や行動力で

随分、思考を楽させてもらっていました。


だからやっぱり自分で考えなきゃってことですね。

本が好きなのは、書いた人がいて、読んだ人がいて、出版した人がいると思うと安心するからです。最低3人はいる。時代も場所も違っても、世の中にちゃんといるとわかる。


 

ちなみに、去年はグリム童話と古事記。今は聖書を読んでいます。ペースはとても遅いです。2ページくらいですぐ眠くなります。しかも同じ内容を3回くらい読んでます。原書にあたれない分、再話する人や翻訳者を変えたりして、同じ話を別バージョンで読むのが好きです。


同じ話でも繰り返し読むとだんだん面白くなります。何故でしょうね。再話者なりの考えが嫌でも反映されるからかな。そこで自分なりの考えや好みも現れてきます。


まだ2回目の前半ですが

旧約聖書は物語としては面白いのですが、神に見放されると哀れです。

ある時期以降、神を悪魔に置き換えて読むと、落ち着いて読めるくらい。

悪魔との取引について書かれた契約書のようです。


新約聖書になると一変して清々しいです。

一見分かりにくい話も、奥深いように感じます。

ペトロの弱さとか、特に親近感を覚えます。


宗教自体にあまり興味はありませんが、ベースの違いを知れば、世の中のことがもう少し見えてくる気がして、

悠長な話ですけど、読書も続けようと思います。