冬になるとノロウイルスが猛威をふるいます
ノロウイルスというと 牡蛎!(カキ)!
といつも悪者にされてしまうかわいそうな牡蛎ですが

その理由は
 ① ノロウイルスは非常に強い(壊れにくい)
 ② 牡蛎はものすごく成長が早く栄養をいっぱい取り込む
 ③ 海水にノロウイルスがいたら?牡蛎にもたまる(シジミにもあさりにもたまります)
 ④ 牡蛎は生で食べることが多い
 ⑤ 牡蛎による食中毒は多い

というのが原因ではないかと思います

私の住む志度は牡蛎の産地です
地元の漁協のかたより切実な声を聞きました
牡蛎でノロウイルスにかかるというのは間違いだ!
というので しっかりと調べてみました

 ノロウイルスに関しては今までも書きました
  http://ameblo.jp/mizuno20070324/entry-11754659520.html
  http://ameblo.jp/mizuno20070324/entry-11438662152.html
  http://ameblo.jp/mizuno20070324/entry-11445553837.html

 
ノロウイルスは 人の体の中でしか増えられません
そして ほぼ100% 

 

人の手から口に入って感染します

感染者の便、あるいは嘔吐したものの中にウイルスがいる
これが他の人の手につく(タオル、便器、壁、取っ手、料理)それが
口に入ると感染します。加熱しない食べ物にはウイルスがついている
可能性があります(生きていれば感染します)
便や嘔吐物は川や下水に流れ 一部は海に流れますね
すると牡蛎にも蓄積します(前述)
先ほども書きましたが 牡蛎にノロウイルスがついていも 
ノロウイルスに感染するリスクは非常に低い
現在は、
牡蛎にはノロウイルスがついている可能性がある
として 養殖、加工、調理が行われているからです

牡蛎の生食は基本的にはしません
生食用として販売されている牡蛎は 塩素やオゾンなどで処理をします
一日~三日処理が必要だそうです
牡蛎は強い生き物で むき身にしても数日は生きているように振る舞います
なので 生食の牡蛎を例えば鍋に入れると 美味しくない
それもそのはず
  生食用の牡蛎は  数日たっていて 且つ 栄養分も抜けている

からです
 では牡蛎のリスクはどこに?
私が思うに 殻付きの牡蛎がもっともリスクがあると思われます
牡蛎の殻はむきにくいですから ウイルスがついていたら 手についたり
飛び散ったりする可能性があります
でも むき身は相当安全です だって プロが殻をむいてくれているのですから
もちろん むき身にも ウイルスがついている可能性はあります
ですので 絶対に しかりと加熱する事が最も大事です
あとは
 料理する人の心構えです 料理でもっとも大切な事は
手洗いです
消毒液で消毒するだけですますひとが増えていますが
消毒では 決して手はきれいになりません
菌がついたまま 死んでいるだけです
ノロウイルスの場合は 死なないので そのまま口に入ります
手洗いは 菌やウイルスを殺すのではなく 洗い流すことです
しっかり洗えば あらゆる食中毒の予防になります

志度では牡蛎焼きが有名です

 
殻付きの牡蛎を焼いて食べる
これに勝る食べ方はありません めっちゃ美味しいです
(牡蛎フライも 牡蛎鍋も、牡蛎シュウマイも、牡蛎の燻製も、牡蛎のグラタンも、、、、美味しいですよ)汗
でも 食事に行かれたときは
しっかりと焼いて食べる事!
できるだけ牡蛎そのものを素手で触らないこと これに注意してください
加熱した後は イクラさわっても大丈夫ですが
火傷には注意してくださいね!

牡蛎=ノロウイルスは 風評被害に近い部分もあります
可能な方は リンク、転載OKです

 

******************

 

理工学部ナノ物質工学科で一緒に学ぼう!

  ↑

クリックしてみて!