絵本「きりみ」に出合いました。
(絵•文/長島祐成、出版社/株式会社河出書房新社)
昔から日本で愛し食されているのが海鮮類
その地ならではの文化といえる
この絵本は、海鮮類を包丁で捌き、切り身にして部位の説明や生息の仕方を描く。1ページ目に鮭の塩焼きが現れて、もともと海へいて、どんな魚かわかるかと問いを立ててゆく。ページをめくると鮭を捌く様子が絵でわかりやすく説明されて、せびれ、しりびれ、たまご、わた、むなびれ、せぼね、おびれと切り分けられています。さらには、鮭の特徴として、川から海へ、さらに、川へと戻る16000キロの壮大な旅をしているとされている。僕らが食べているのは、その川へ戻る少し手前だと語られています。同じように、鰻、太刀魚、かれい、ひらめ、まぐろ、イカ、さざえ、帆立、たこ、海老、うに、カニ、かつおと多種多様な生き物を切り身から探ってゆく作品
暮らしを豊かにするというのは
ならではの文化を慈しみ 知ること
すると さらなる価値に気づいたり物事を理解してゆける力になってゆくなと感じる
絵本に出合いました。