活動名の変遷 | 酉あえす

酉あえす

乾杯の妖精?、酉あえすの、個人ブログ。
公式愛称「きつぼみ」。
検索ワードは「とりあえずね」。
アノドノレやってます。
[撮リア絵図音系列]

アメーバブログを始めて、11年半、環境も変わりましたし、活動名も何度も変わりました。

名前をコロコロ変えるというのは、いい印象を持たれないことは承知していますが、最近は活動のチャンスを広げるための改善を目的にしたものが多いです。

 

まずは、簡単に現在の活動名「酉あえす」を含む7つの名前を、使用期間とひとこと変更理由を添えて列挙いたします。

2012年1月~「水鏡煌螺」/2013年4月、芸能事務所所属により改名。

2013年4月~「ぱじゃま☆きらら」/2013年10月、芸能事務所退所により使用を控える。

2013年11月~「とりあえずね、煌螺。」/2015年12月、煌螺を本名にしたいと考えだし、芸名に含めるのが不安になり改名。

2015年12月~「とりあえずね、帰蕾。」/2016年9月、ブログ上で句読点と名前の文字が見分けづらいため改変。

2016年10月~「とりあえずね丶帰蕾〇」/2019年9月、奇抜な芸名がクレジット使用に難色を示される場合があるため改名。

2019年7月~「酉饗綺羅々」/2021年5月、イベント関係者などに、名前入力時の単漢字変換で負荷をかけているために改名。

2021年5月~「酉あえす」

 

では、それぞれ、改名時の心境とか、状況について話していきたいと思います。

水鏡煌螺、これはブログスタートの名前です。

2009年、私は当時会社勤めでしたが、職場でも家庭でもうまくいっていなくて、当時すでに酒におぼれていました。

当時行きつけのスナックで隣に座った方から名前を聞かれました。

大浦ですと言いましたけれど、下の名前を聞かれました。嘘でもいいからと言われ、咄嗟に、大浦の浦をとって、うららと呼んでくださいと言いました。嘘でもいいからとは、女装者で男性名は言いたくないだろうと気を使ってくれたのだと思います。

それからおよそ3か月後、その店では、なぜかうららがきららに変わっていました。覚え間違いだと思います。隣の店では、なぜかうらこに変わっていました。

一番よく行く店できららになっていたこと、そして私自身、うらら、きらら、うらこの中で一番気に入ったのがきららであったことから、その後源氏名のような感覚で酒処ではきららを名乗るようになっていました。

ブログを始めたきっかけは、その、一時うらこになっていた隣の店の夜のママ(昼は別のママがやっていた)のアメーバブログを2011年秋に見てからです。性別欄に、「女性に近い」とあったのです。こういう柔軟な表記ができるブログがあったのか、ならブログ始めてみようかと。

ちなみに、そこのママさんは、疑いようもなく女性です。魔女設定のため、人間の女性とはちょっと違うという意味合いを込めてのこの表現だと思います。で、私もアメーバブログを始めまして、性別は、オンナのつもりとしました。

その際、名前にも苗字っぽいものをつけたいなと感じて、ドラゴンクエストの水鏡の盾より取りました。攻撃を受け止めるのではなく受け流すという発想にはまっていて、しかもそれが、尋常でない守備力を誇っている。職場や家庭でのダメージを受け止めきれずに、酒処に溺れる自分が欲しがっているものと重ねていたのだろうと思います。

かくして、水鏡煌螺でブログはスタートしました。

 

やがて耐え切れなくなり、2012年年末を持って務めていた会社を辞めました。就活は難航し、やっと決まった会社からも試用期間で解雇する旨を伝えられました。ひと月以上前に予告してくださり、就活始めるよう勧められました。その時期です。芸能事務所の代表から、うちでタレントやらないかと声を掛けていただいたのは。この時期に全く未知の世界から声がかかるのも何かの縁。やってみることにしました。

で、活動名を考えることになったのですが、検索したら他に有力候補が引っ掛からない名前を勧められました。そこで、私が呑み歩く際に、パジャマで行くことが多かったことから、バジャマキララにとしました。

当時の事務所書類などでの正式名は「ぱじゃま☆きらら」でしたけれど、検索して頂く名前をお伝えする時は、全てカタカナで「パジャマキララ」と言っていました。

 

この事務所の所属からは、半年で抜けさせてもらうことになります。円満に離れましたし、おそらく事務所所属時代の名前を使用し続けていても、咎められることはなかっただろうなとは思っています。しかしそこは慎重に、あるいは混乱を避けるためにも、この名前は変えるべきだとは思いました。

水鏡煌螺に戻すという手もあったのですが、より呑み歩きキャラを出したいと、「とりあえずビール」のノリを入れることにしました。何かにつけて、一番先に思い出していただける存在を目指してという意味で、「とりあえず煌螺」。事務所所属時代はタレントでしたけれど、この後はアイドルをイメージしていました。ステージで歌ったりする予定はなかったですけれど、どのみち生活に余裕がなく、実際の活動などどの分野でもほとんどできないのだし、ブログアイドル、メルマガアイドル、みたいなのがあってもいいだろうと思い、よりかわいらしいイメージがあるアイドルということでいこうとしたところです。

さて、検索を試してしてみましたら、「とりあえず」ではどんなワードをつけても様々なヒット対象があるけれど、「とりあえずね」ならだいぶ違う様子。また、句読点を付けた方がアイドルの名前っぽくないかと思考暴走しました。

それで、事務所から離れた後は、「とりあえずね、煌螺。」を使いました。

 

2年ほどこの名前を使いました。

しかし、これまでは源氏名だったり芸名といった形の煌螺ですが、いずれ本名を改名して煌螺を本名にしたいと思うようになりました。であれば、最前線に本名を置くのには不安を感じました。煌螺は本名として大事に使うとして、芸名は別の名前にしたい。

それで思い付いたのが、帰蕾(きらい)でした。自分のことが好きになれないのならば、蕾に帰って自分が好きな色形に咲き直せばいい、そんな願いを込めていました。また、きららと音が似ているため、受け入れていただきやすいとも思いました。

 

「とりあえずね、帰蕾。」、この名前を使っていたのは10か月ほど。今更ながら、ブログで自分の名前を書くときに、名前の一部として使っている「、」と「。」、それと文章の中での句読点がややこしいと感じるようになり、文章も書きづらさを覚えることがたびたび出てきました。それで、ギャル文字の発想から句読点を大きくすることにしました。

「とりあえずね丶帰蕾〇」。「丶」は、環境によっては打てないこともあり、別の文字を使う事はありますが、選べるときは「ちゅう」と読む漢字を使っていました。「〇」は、記号だと環境によって大きさとかが大きく異なるので、漢数字を使っていたような気がします。

この名前を使い始めてから2年、「とりあえずね、帰蕾。」からは3年近く経った1018年10月、「きつぼみ」を公式愛称としました。さすがに、ライブの場などでコールしようとしたときに、嫌いと同じ音であるキライとは応援してくださっている皆様は言いにくいだろうと。

 

検索ワードは「とりあえずね」、愛称は「きつぼみ」。この「とりあえずね丶帰蕾〇」、大変気に入っていたのですが、とある作品にエキストラで出られるという話になった時に、この目立つ名前は使えないということになりました。エキストラとかいわゆるチョイ役で、名前で周りを食ってしまうようなものがよろしくないことは容易に想像できます。

アイドルには人名っぽくない名前の方も少なくないので、アイドルライブなどを主戦場とするならば、この名前でもよかったかもしれませんが、役者とか声優とかにも幅を広げていきたいなら、当たり障りのない活動名にした方がよさそうです。

「とりあえずね」、これは名前として奇抜です。で、漢和辞典を眺めていた時、「饗」が「あえす」と読むことに気付いて、これは使わない手はないと感じました。酒で盛り上がる祭りの意味がある「饗」、イメージにピッタリです。「とり」は、「鳥」や「鶏」よりも、めでたく華やかなイメージを受ける「酉」にしました。

 

酉饗は決まったとして、それに続く名前、そこには圧力がありました。

「きらら」を使うべきだ。テレビでもきららと紹介されて、みんなその名前で知っていて、その名前で検索をかけるのに、なぜ違う名前でやっているのかと。私のためを思って、良かれと思っての声であることは分かります。しかし私は、抗っていました。

きららは本名として大切にしたい名前。フジテレビのドキュメンタリー番組に出させていただいた時期は、活動名「とりあえずね、帰蕾。」でした。これは想像ですが、本名の読み方を「きらら」に変更したことにスポットをを当てて伝えるために、私のことは芸名ではなくきららで統一したのだと思います。これは自然なことだと思います。そこに不満不服は一切ありません。

それはそれとして、テレビで知られたからという理由で、これまでの姿勢を変えて活動名を決めることには疑問を感じていました。むしろ、今後の活動によって、活動名の方を知って頂けるようにすべきなのではと。

それに、「帰蕾」をとても気に入っていました。

しかし、あまりに「きらら」を名乗らないなんてという声が根強く、屈することになりました。どうしても本名としたい名前を使いたくないのであれば、漢字を変えたらという声に妥協しました。

その字を選ぶのも、ひと悶着あるのですが、今回はそれは省きます。

変えるときにスパっと切り替えずに、2か月ほどかけて緩やかにシフトさせているのも、「きらら」の音に対する抵抗と「帰蕾」への愛着が一因かもしれません。

 

「酉饗綺羅々」、しばらく使っていましたが、一文字一文字単漢字変換で、入力が大変と言われました。ツイッター(当時の名称)で告知する時とか、作品に名前を入れる時に面倒だと。

イベントに呼んでくださる、企画で使ってくださる方に、このような思いをさせるのは申し訳ない。告知に手数を取らせてしまう名前のせいで、活動の機会や宣伝して頂ける回数が減ってしまうこと、ないとは限らない。これは改善しなければと思いました。

使い続けても一向にしっくりこないきららの音、これは外そう。ちょうどひと文字ひと文字単漢字変換を強いる部分ですから。「饗」も変換が大変だから、ひらがなで。

「酉あえす」。4文字で長さ的にもちょうどいいし、入力も難しくないしと、これにしました。

当初は切れ目は考えてなかったですけれど、「酉 あえす」と、苗字と名前という感じで捉えてくれる方もいらっしゃいまして、「とりさん」、「あえすさん」と呼ばれることも次第に多くなってきました。公式見解は出していないですが、その方がいいかななんて思っているところです。

名前は「酉 あえす」、検索ワードは「とりあえずね」、これが現在です。

そういえば、公式愛称は「きつぼみ」と告知したままになっていますが、こう呼んでくれる方は現在いません。そろそろ、廃止告知した方がいいのか、あえてしなくてもいいのか。「きらら」と呼ばれることが多いので、事実上愛称は「きらら」ですね。

愛称のような位置付けなら、自分の中でもOKです。皆様には、呼びやすいように呼んでいただければと思います。