地下アイドルが「平凡に生きられればそれでいいかな」 | 酉あえす

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TBSより2017年の年末に放送された、『人生逆転バトルカイジ』

この中で、「平凡に生きられればそれでいいかな」と私は発言しています。

 

 

平凡に生きたいという人が、なぜ地下アイドル、人気商売をやっているのか釈然としないといった反応を当時見かけましたので、この言葉の気持ちについて、今回はお話ししたいと思います。

平凡に生きるというのは、そこまで裕福でなくても、衣食住にさほど困らない生活がしたいという意味合いが強いということが、まずあります。また、家庭を持ち一家を支えるのに十分と言える収入と現実的に目指せるところの中間点当たりの数字として、年収450万円ぐらいいきたいなと漠然とこの頃は思っていました。この数字ついて、今の私の考えは全然違いますけれど。

 

しかし、衣食住の元手となる、仕事に就くことがとても難しい。当時の私の感覚では、好きなことをしているという認識はなく、これしか選択肢がないから、適性がないのも痛々しいのも承知でしがみついている、というのが本音でした。

フジテレビの『だから、アイドル。TOKYO 不思議の街の住人たち』で言っていたこととはイメージが違うと感じられたと思いますが、あの頃(2015年11月~2016年6月)とは感じ方が変わっているところもありますし、違う方向から見ての言葉であるところもあり、どちらも本心です。ここは後で書くことにして、いったん置いておきます。

 

2013年年明け、ハローワーク中心に就活するも全然決まらずに、途方に暮れていたところ、とある芸能事務所と出会いました。タレントとしての活動では、光を見ることはありませんでしたが、つまり全くお金になりませんでしたが、様々な方がいる場所で、土建業の仕事がある事務所につないでくれる方がいたり、2016年に職に困っていた時には、この事務所の役員からスポットワークについて教えてもらったりできました。

また、更にその後の話ですが、人気商売の場にいると、ネットワークビジネス、仮想通貨、クラウドファンディングといった先駆的な分野について見聞きする機会も増えています。

会社員として挫折して、こちらの道には絶望している私にとって、経験できなかった形態のものを多く見ることができて、これからも視界を広げていきたいと思っています。視界が広がれば、チャンスも広がる。そのためには、痛々しいと分かっていても、しがみつく。半分というか、大部分病んでいた当時の考えで、今は悲壮感ゼロですけれどもね。

だけど、会社員として出世を目指す以外の道を、偏見なく、リアリティーを持って見られる場所、その場所にしがみつくことが、平凡に生きる、すなわち衣食住に困窮しない生活を志すきっかけを得るための行動!。

これが、このタイトル『地下アイドルが「平凡に生きられればそれでいいかな」』に対する答えです。

 

さてと、今回のブログは、結論を出した時点で終われない。

「ここは後で書くことにして、いったん置いておきます。」と言った事柄がありますからね。

適性がない、痛々しいと思いながらも、平凡に生きるためのきっかけを求めて地下アイドルにしがみついていた当時。しかし、フジテレビの『だから、アイドル。TOKYO 不思議の街の住人たち』では、地下アイドルの土俵に上がれたこと、アイドル仲間として共演者から見て頂いたことに、満面の笑みで喜びを示していた。

この喜びは、女性アイドルとして接して頂いている点と、アイドルライブという未経験の場に立てた新鮮さ、そしてかつて、会社の宴会の余興で仮装して目立つことが快感だった記憶があります。会社の宴会で女装して、少しでも女性として扱って頂けたら嬉しかった。それが、会社内という枠を飛び出して、メンズアイドルではなく女性アイドルの土俵に立たせていただいている。共演者さんにも仲間と見て頂いている。感無量だったし幸せなひと時でした。

それと2015年当時、私はナンチャッテアイドルで、アイドル活動何もしていないのに、口だけでアイドル名乗っていました。それが、口先だけで全くステージ経験がない私に、出演を打診してきてくれて、暖かく迎えていただいた。女性として接して頂いているという要素を除いても、大変喜ばしいことです。更に、視界を広げたいという目指すところにも合致しています。それがあの、満面の笑みです。

 

だけれども、今まで会社の宴会の余興で歌っていた程度、創作力などは乏しいので、すぐにネタが尽きます。日々の生活も苦しかったし、明らかに向いていない土建業で身体はくたくたで、更に気持ち病み気味で、ネタ作りはままならない状態に。元々の経験値に低さもあり、苦しむことになります。明らかに私の姿勢が甘いとは思います。でも、ここで撤退してしまっては、出会いの機会、視界を広げる機会を失ってしまう。何としても、しがみつくしかない。この時期を乗り越えて出した答えは、痛々しさに全振りするというものでした。

「平凡に生きられればそれでいいかな」なんて言っていた頃、詩人アイドルネタ切れを受けて、痛々しさ全開で踏みとどまろうとしていたんです。

平凡な、すなわち衣食住困らない生活を求めて。

 

最後に、就活への挫折がある意味始まりでしたけれど、この挫折は無意味ではなかった。

その思いを叩きつけたのが、オリジナル曲の「でもしかアイドル」でした。

 

呆れますよね。

応援して頂いている皆様、ガッカリさせていたらごめんなさい。