自分で決めたから | みずいろ みずたま ねこの部屋

みずいろ みずたま ねこの部屋

大腸ガン 腹膜播種ステージⅣ

初発から5年、再発から4年
そして最終ステージへ

くじけない、めげない、懲りないをモットーに 日々を綴ります

「手術、お願いします」

決心したものの、かすかに震えながら言いました
そして 主治医の返事は

「えっ!?」

すぐに「では 手術の説明と日程を...」

.....えっ!?って言った!?なんでや!?

手術の説明を説明書なる書類に 絵付きで書き込みながら説明を受けましたが「えっ!?」が引っかかるにゃーこ(笑)


でも、それまで簡単に話は聞いていましたが、やっぱり文字にしながら話を聞くと 怖くなってきてしまい、何か質問はありますか?との問いに「怖い」と言ってしまいました

今まで同様に3回の手術で聞いてきた術後合併症の他、左足の浮腫み、神経を触る事による後遺症の可能性、術後ICU に入る事、血管バイパス術による出血多量による致死、とも書かれました
意外だったのは ストーマの可能性、と 

「もし、まだ迷いがあるのなら 考える時間を作りましょう」と言ってくださいましたが
「来週も 再来週も 答えは同じです。怖いけれど 今やらなければ、今じゃないと。お願いします」
と答えました

「来月(12月)のご都合はどうですか?」

「実は10日にフラのイベントがあります
それは最後にどうしても出たいんです」

「では 19でどうでしょう?
手術には 血管外科の僕の上司が立ち会います」

「その先生は 今回の手術、どう思ってらっしゃるんでしょうか?」

「手術をするとなれば 最後のチャンスにかける、と話はしています、普通ご高齢の方にはしない手術です。しかし にゃーこさんには小さなお子さんがいらっしゃる、そしてまだ若い。理解していますよ」

こんなやりとりをしたと記憶しています

今思えば、ダンナと主治医は 私の置かれた立場や背景をしっかりと見てくれていたんだな...と

そして 最後のチャンス

私もそう思ってはいたけど、主治医から出たこの言葉の重みをひしひしと感じました

最後に
「手術するの、意外でした?」と 聞いてみました
主治医は笑いながら
「ちょっとね」と答えたのでした

{EF5E6D9E-771A-4273-B838-099BBD9ECF74}