新庁舎建設検討委員会
今朝、瑞穂市の新庁舎建設候補地の優先順位が新聞に掲載された。新庁舎建設検討委員会が決定したものらしい。それによると第一候補が「只越地域農地」であり、以下②「現巣南庁舎」、③「旭化成グランド」、④「朝日大学南側農地」、⑤「現穂積庁舎」となっている。委員は決定に苦労したことであろう。議事録を読んでも意見は様々である。庁舎の場所ともなれば、それぞれの地区の「思惑」も大きいだろうし、行政そのものにも「思惑」・「しがらみ」があるだろう。候補地は評価シート方式で決めたようである。評価シートの内容は分からないが、用地とか費用、防災・交通の利便性等々を点数にして、その優位性を決めたことと思う。「懸念されるのは市の協議資料に誘導性はないか」、「庁舎の位置を決定するにあたり、市全体計画の青写真を踏まえているか」などである。もっとも拠点を総合的に踏まえた青写真などないから、言葉は悪いが、「庁舎は庁舎で」場当たり的に決めるしかないのが現状であろう。また、「市の誘導性」などは無いものと信じたい。ただ「駐車場が足りない」と、現庁舎近辺に買いまくった用地だが、もし庁舎が移転した後はどのように利用するのか。ここは明確にしてほしい。今回の会議録を見ると「審議会会議録」となっているので、この委員会は行政が意思決定を行うための諮問機関であると思う。今回の新聞報道は中間発表的なものと思うが、重要な案件であり、全世帯の意見を聴取出来るようなパブリックコメントを実施してほしい。市民の総意が反映されないと、どこかに遺恨を残しそうである。また第一候補の場所は国道・県道という緊急道路から離れており、なぜここが第一候補なのか個人的には理解できない。まあ、これに関しては評価の公表を待つことにしよう。