おはよ。東京都武蔵野市(吉祥寺、三鷹、武蔵境)、三鷹市(三鷹)、
東京都練馬区(上石神井、武蔵関)、西東京市(東伏見、西武柳沢
田無)密着の年中無休 税理士
で頑張る野良うさぎです。(^-^)/
今日は快晴の週明け。がんばろ。
昨日、東京都練馬区上石神井のお客さんに、
地域密着・年中無休起業・開業個別無料相談のとき、
いろいろに聞かれたんだな。
「貸借対照表の資本金と純資産と株主資本の関係が
よくわからないのですが・・・」
なんだな。
起業(開業・開店)や会社設立(法人成り)、資金調達(創業融資)
を考えている人すべてが詳しく経理を学んだり、
会社法を勉強しているわけではないので、
最初はこれらの用語について、
よくわからないないし誤解している人が多いせいか、
よく聞かれるんだな。
中小とくに零細企業の場合、
社長や会社経理担当者の方が、
会社の経理をする上で、まず、下記の三つのポイントを
憶えておくと楽ちんなんだな。
【第一番目に知っておいてほしい点】
会社財産の調達と運用先を示す一覧表の
貸借対照表(バランスシート)の純資産の部(右下部分)
の中が、
まず株主資本とその他(評価・換算差額等と新株予約権)
に分かれること。
その他は普通出てこないので無視しても良いんだな。
【第二番目に知っておいてほしい点】
株主資本の中が
資本金、資本剰余金、利益剰余金、その他(自己株式)
に分かれること。
その他の自己株式は、これらの会社では、
実務上、ほとんどお目かけしないので
無視していいんだな。
【第三番目に知っておいてほしい点】
資本剰余金が資本準備金とその他の資本剰余金に
利益剰余金が利益準備金とその他の利益剰余金
に分かれることなんだな。
決算書に中に、
株主資本等変動計算書というのがあるんだけど、
これは上記の株主資本の増減明細を
記載する計算書なんだな。
次に資本金の説明なんだな。
資本金とは会社法で定められた
一定の計算上の数額を言うんだな。
例えば、会社の取引をすべて預金取引
だけと仮定するとわかりやすいんだな。
預金通帳に最初に
資本金等として預け入れた金額が、通常は
資本金で、一定期間後の今現在の預金通帳残高が
純資産額と考えればいいんだな。
いくら起業・会社設立時に多額の資本金を
預け入れたとしても、今現在の預金残高が
すっからかんになれば、過去はともかく、
会社財産が今現在は無い(会社の正味財産の純資産額が無い)
ことを意味するんだな。
最初の資本金が大きいだけでは自慢にならない
ということなんだな。
最後によく聞かれる点について一言老婆心ながら
書いておくんだな。
純資産の部に関連して、経営者や経理担当者の方に
よく聞かれるのは、欠損金と債務超過の関係
についてなんだな。
まず、欠損とは純資産額が元手ともいうべき
計算上の数額たる資本金等
を下回ることを言うんだな。
一方、債務超過とは簡単に言えば、
純資産の部を食いつぶして、
マイナスになる状態。
もちろん会社設立時の資本金を
使い尽くした状態なんだな。
換言すれば、バランスシートンの負債が資産を
上回る状態を言うんだな。欠損より
さらに財務上悪い最悪状態なんだな。
よく銀行が「債務超過ではおたくにお金を貸せません」
ということがあるんだけど、これでわかると
思うんだな。
では、今日はこのへんでー。