↑「不思議の国のアリス」

小学校3年生当時、ファンタジーなのに妙にダークなこの作品を読んで得体のしれない不気味な印象を持ったものです。近年の研究で、作者のルイス・キャロルこと数学のドジソン先生は遠近による物の大小の差を認識できない脳の障害があったのではないかと言われています。兎の穴に落ちて身体が大きくなったり首だけが伸びたりしたアリスの災難はそのままリアル感覚だった訳です。

しかしそれは障害という病ではなく、皆が現実だと思い込んでいるマトリクス世界を別の視点から捉えていたのかもしれません。

 

約150年前、ドジソン先生は当時の人達の誰にも悩みを理解されず、一体、どんな不思議世界を視ていたのか、主人公アリスの視線で今更、読み直してみると、「不思議の国」の更に不思議な裏側が垣間視えてきます。

 

************

 

3月4日の朝、実際にあった怖い話5月号(2020年3月24日発売)へのコラム原稿を完成させ出版社へ送りました。特に何も問題が起きなければ、これにて入稿完了です。このコラムシリーズは昨年の3月号から第一回がスタートして今回で第八回になります。最初の頃と違って、だいぶ手慣れた感じで出来る様になってきました。

 

スタート当初は編集長から「文字数が多いので減らしてください」、「読者にわかるように簡単にしてください」等の追加指示もありましたが、ここ数回は書き直しも無いのでほぼ安心です。

 

さて「第八回」のテーマは

怪奇現象ドッペルゲンガーの正体を探る」です。

私の世代には昔懐かしい、TVスペシャル・川口探検隊シリーズみたいな怪しいタイトルですが、女性読者の多いこの雑誌でドッペルゲンガーを知っている層がどのくらいいるのかは怪しい(笑)ので、超初心者向けに「ドッペルゲンガーとはこの様な現象で、私はこういうものではないかと推察します」でまとめています。

 

ドッペルゲンガー現象とは・・・

 

●自分自身の姿をしているもう一人の自分が現れる

●生霊の様な霊現象では無い

●身近な場所に出現し周囲の人間に目撃される

●この現実(と思っている)世界に実体を持って出現する

●死神が死の時を知らせに現れたと言われている

 

ゲーテ、リンカーン、芥川龍之介等、歴史上で、有名人のドッペルゲンガー目撃談も報告されています。

 

大昔から不吉の前兆として、または死神の化身として世界中で恐れられてきました。私の体験は小学校4年生から2年間くらいの間、身近な人間にありえない場所でよく目撃された事。似たような子供と勘違いされたのでは?と言われても納得できない事が多くて、いつか記事にしたいとは思っていたのですが、アメブロガーで不思議体験記事を日々更新していらっしゃるマサトさんが人生で何度もドッペルゲンガー体験に遭遇したという話が大変興味深かったので、今回の雑誌コラムに引用させていただきました。

 

ヘミシンクピンポンパン

https://ameblo.jp/masato356/

 

この世界が「夢や幻」であると信じたくない層の人にとってドッペルゲンガーは最大の恐怖かもしれません。3月24日に書店で立ち読んでいただければ幸いです。

 

いつもお読みくださりありがとうございます。