エレクトロニクスの進化について | まちがいだらけのブラックバス害魚論

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最近の釣り、バス釣りにおいては、特にトーナメントシーンにおいて、ライブスコープといったライブ系魚探を使ったシューティング、ライブサイトの釣りが導入されつつあります。

 

こういった方向性については、賛否両論ありますが、私は「反対」です。

 

だって、考えてみてください。

 

この先、こういったエレクトロニクスがどんどん進化していったとしましょう。

 

湖に着いて、スイッチを入れた瞬間に、その湖のどことどこにバスが何匹いますよ、ということが分かってしまったら、どんなにつまらないことでしょう。

 

どんどんと進化していった未来は、あの岩の横に40アップのバスが1匹います、あそこのブレイクのところにバスが1匹ついています、なんて分かってしまうかもしれません。そのポイント付近まで行かなくても、、、です。

 

この先の未来を考えて、よくない方向性に向かっているとしたら、今やめるべきではないかと思います。

 

もともと、バス釣りなんて、ライブスコープなどなくても、十分に楽しい趣味であり、遊びです。

 

それが、「勝つ」ことを重視した結果、「楽しさ」からかけ離れてしまったというのが現状だと思います。

 

まあ、「負けたくない」「勝ちたい」というのは、人間の持つ欲の1つだと思うので、仕方がないことだと思いますが、「過剰」ではないかと思うのです。

 

こういった話は、バス釣りに限ったことではありません。

 

最近では、サッカーJリーグにおいて、町田ゼルビアが多用するロングスローについても賛否両論があり、似たような話だと思います。

 

もちろん、ロングスローはルール上は、なんの問題もありません。

 

ただ、それが観ている側がおもしろいかどうか?、やっている側がおもしろいかどうか?だと思います。

 

もともと、サッカーにしても、バス釣りにしても、人生をより楽しくするために生まれたものだと思います。

 

勝つことに執着しすぎて、その本来の意味を忘れてしまっていると思うのです。

 

私はもうアラフィフで、昔からのサッカーファンでもあるんですが、最近のサッカーは明らかにつまらなくなっています。

 

90年代あたりは、ファンタジスタと呼ばれたような、ボールを持ったら、なにをしてくれるんだろう!?みたいな、ワクワクさせてくれる選手がたくさんいました。

 

今は、そんな魅力的な選手は、ほぼ皆無だと思っています。ビデオ録画をしてまで「観たい」と思うような選手がいないのです。ロナウジーニョあたりが、そんなファンタジーを観せてくれた最後の選手だったように思います。

 

ロングスローがつまらないのであれば、ルールで規制すればいいと思います。

 

ゴールキーパーへのバックパスの禁止ルールが出来たのも、サッカーをより楽しくするためです。(禁止でなかったら、ディフェンダーとキーパーの間で延々と時間稼ぎができてしまう、、)

 

「楽しさ」を維持させるのがルールだと思います。

 

まあ、ロングスローをルールで規制したとしても、それだけでは、サッカーが昔のようにおもしろくなるとは思えませんが、いかに、ルールで「楽しさ」を維持するか!?が課題だと思います。

 

それが無理なら、観ている側が「つまらない」ということを意見すべきだと思います。

 

その声が大きくなることによって、物事は変わっていくと思います。

 

また、プレイヤー自身もその競技をやめればいいと思います。

 

エンジョイ志向と競技志向という2つの考え方がありますが、「楽しむ」という方向性へシフトです。

 

端的に言えば、「進化しすぎてつまらない」というところだと思います。

 

極論すれば、、、


競技志向・・・進化はするが、つまらない

エンジョイ志向・・・進化はしないが、楽しい

 

物事には、「いい塩梅」というものがあります。

 

あらゆるものが、資本主義という社会システムにおいて、「過剰」な現代です。

 

あなたは、どういう人生を送りますか?

 

私はこれからもバス釣りを楽しんでいきます。