また、ブラックバス(外来種)問題を誤解しているニュースを目にしました。
ブラックバス(外来種)の問題は非常に誤解しやすい問題ですので、仕方ないのかもしれませんが。。。
約10年前、1万匹釣れていたアユが、一時1000匹まで落ち込んだ。それが、昨年2000匹まで回復した。
こんなものは「誤差」でしかありません。自然環境においては、ある特定の種の個体数など毎年、変動します。
それに、そもそも、ブラックバスですら、ここ数年でその個体数は激減しています。
記事では、駆除の成果があらわれている、としていますが、駆除など必要ありません。
生き物は、食物連鎖のピラミッドが表す通り、自然淘汰で勝手にバランスをとります。
そもそも、駆除の必要もないので、ブラックバスを粉末にして、土壌改良に活用する取り組みなども不要です。
近年、生き物が減っているのは、開発や農薬などの人間活動が原因ですから。
こういったニュースをマスコミが流すことで、間違った理解をする人たちが一定数増えていく。。。
釣りというのは、言い換えれば「自然観察」です。
風を読み、天気を見て、水を観察します。温度や湿気を肌で感じます。景色を見て、自然を感じます。。。
釣り人 = 自然観察者
釣りをしない人、自然に触れ合うことが少ない人、は特に誤解しやすいです。
自然観察者である、釣り人の話を聞いてください、、、
(7:45~再生されます)
超優秀な自然観察者である、村田基さんが、自然淘汰の話をされています。
そもそも、環境さえ良好であれば、外来種に捕食されたとしても、毎年必ずある産卵によって、その個体数を回復することは可能なのです。
本当の問題は、開発や農薬などの人間活動なのです。
私たち人間が求める環境というのは、生き物を絶滅へと追いやる環境なのです。
諸外国に比べ、異常にゆるい農薬の安全基準を諸外国並みに厳しくすること!
(ラウンドアップなど外国では使えません!なのでそもそも売っていません!)
これ以上の開発をやめること!
(コンクリートで塗り固めることは生き物の生息環境をおびやかします!)
私たちの世界は、もうすでに十分に便利な世の中。歴史が物語るように、「便利=幸せ」ではありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私たちは発展するために生まれてきたのではない、
幸せになるために地球に生まれてきたのだ!
ホセ・ムヒカ(ウルグアイ元大統領)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もう、これ以上の便利さは必要ではありません。
環境に配慮し、美しく、豊かな自然環境を取り戻すことが必要です。