『夜の娘たち』

グラーチ・ラヨシュ

 

 

 

***2019年10月25日の日記***

 

 

その女性は、

 

私たちのほうに向かって

歩いてくると、

 

 

「今日来ていた

方々ですよね?」

 

 

・・・と、

ニコニコしながら

声をかけてきました。

 

 

彼女は、

梅野泉さんという方で。

 

私達よりも、

だいぶご年配の方でした。

 

 

そして、

 自分はあのリンポチェの

弟子なのだと。

 

教えてくれました。

 

 

今日は来てくださって

ありがとうございます。

 

どちらから、

いらしたの?

 

・・・みたいな。

 

そんな挨拶のような

言葉を少し交わした後。

 

梅野さんは私に向かって、

こう言いました。

 

 

「今日は、

 

あんな素敵な質問を

してくださって、

 

ありがとうございます」

 

・・・と。

 

 

梅野さんが言っていた

質問というのは、あの、

 

 

「演技の優しさでも

いいのですか?」

 

 

・・・という質問のことだと、

すぐに解りました。

 

 

少しの間お話した後、

梅野さんは。

 

近々、

素敵なイベントがあるから。

 

よかったら、

いらしてくださいね。と。

 

そのイベントのチラシを

渡してくれて。

 

その日は、

そこでお別れしました。

 

 

ホピの彼女も、

主婦の彼女も。

 

そして私も。

 

私達は全員。

 

あの時はなぜか、

妙にテンション高く

盛り上がってニコニコ

 

そのノリのまま。

 

三人揃って

それに参加することを、

その場で即決。

 

 

こうして。

 

また数日後に、

会う約束をしました。

 

 

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そのイベントに

参加した時のことを綴った

昔の日記を読み返してみると。

 

当時の私の。

 

すごく盛り上がった気持ちが、

伝わってくるようですニコニコ

 

 

 

 

 

 

この日記の日付は、

2006年。

 

この頃の私は。

 

まだこんなに

キャピキャピしていたのか。

 

・・・と真顔

 

 

自分で驚きましたにやり

 

 

 

梅野さんが誘ってくれた

そのイベントは。

 

まるで「聖なる儀式」に

参加したかのような、

 

そんな高揚感を

もたらしてくれました。

 

 

あのイヴェントが

「歌と踊り」で構成されて

いたというのは、 

 

 まさに、

私のツボのど真ん中を

突いていましたし。

 

一緒にいたお仲間と、

共にその場のそれを

共有しあえた嬉しさとか。

 

 

そんな。

 

いろいろなことが

相まって。

 

私はすごく感動して、

楽しくて。

 

 

それできっと。

 

ハマったのだろうと

思いますニコニコ

 

 

昔。

 

中川勝彦さんの

コンサートに行って。

 

そしてハマってニコニコ

 

その後、

ライヴ通いを始めたのと

同じように。

 

 

私はその後。

 

様々なスピリチュアル系の

イベントに。

 

足を運ぶように

なっていきました。

 

 

「あの時のあの感動」

 

・・・を、

また、もたらしてくれる場。

 

 

そういった刺激を。

 

無意識に探し求めて。

 

 

つづく

 

 

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