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miyutor observation diary

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お妃様は異国の王子と政治について語った。

今の私の国はどうだ。

そちらの国の財政はどうなっているのか。

治安の改善に求めたい。



そんな退屈な話をしながら王子の髪を一心に見る。

王子の髪を一本でも取れればあの薬が完成する。

王子には私が熱心に聴いているのだと思っているのだろう。

やたら視線に好意が混じっている。



対談が終わり周辺に髪が落ちていないかと探そうとした。

すると、先ほどの王子が近寄ってきた。

王子は私と向き合って言った。



あなたとの政治の話はとても盛り上がりました。

私とあなたはとても相性がいいかと思われます。

どうですか、今夜私にあなたの時間をくださいませんか。

今夜限りでも結構ですよ。



またとないチャンスだった。

これで王子の髪がいとも簡単に手に入る。

あの薬の完成が近くなり、一歩近づくだろう。



わたくしでよければお相手いたしますわ。

今夜限りとなってしまうでしょうが、お気を悪くさせぬように気をつけください。

トゲだらけの女でごめんなさいね。



ただ相手にすればいい。

あの女を殺せるのなら構わない。

ただの戯れ。

この男は欲求を晴らしたいだけ。



お妃様は今夜限りの戯れを行った。

すべてはあの女を殺すため。

お妃様はその身を焦がして王子の髪を手に入れた。

それがすべての完成に繋がる。







手段は選ばない。









-続く-















 

白雪姫は見下ろす小さな小人。


ただならない威圧感。


一気に目が覚めて恐怖に戦慄された。






すると、小人達は急に笑顔になりました。


まるでさっきの威圧感が嘘みたいに人懐っこい顔をしました。


白雪姫は幻覚を見たのだと思い込ませることにしました。






どうしたんだい。


こんな森の中で。


僕らの家に来て何をしていたの。


きれいなドレスを着ているね。


肌も真紅の唇も美しい。


まるでお姫様のようだ。


食べてしまいたいぐらい可愛いね。






小人達は白雪姫を質問し、絶賛し、褒め称えました。


森の中で迷い、お母さんに殺されそうになり逃げてきた。


そのときに偶然この小屋を見つけたの。


勝手に入ってごめんなさい。






白雪姫は小人達に謝りました。


小人達は安堵の表情を浮かべて許しました。






この森には人食いがいる。


そのまま迷ってたら食べられてた。


この家に来てよかったね。


安心だよ。


僕らが守ってあげるよ。


帰る場所がないならここにいるといい。


めんどう見て可愛がってあげるよ。






小人達は歓迎してくれた。


やっぱり私には人を惑わす力がある。


ようやく軌道修正に乗った。


そう、私は女優なの。


仮面を被ることくらい造作もない。












私は持っているもの。


























-続く-




































 

お妃様は薬の調合に日々を費やしました。

りんごをいくつも中に入れ、それをすべて兵士に分け与えました。

成果を試しことごとく兵士を駄目にしました。

残っている兵士もあとわずか。



これじゃいつまで経ってもできない。

何が足りない。

あぁ、王子の髪の毛がいるのか。

取りに行かねば。



お妃様は王子と対談する予定を組み込みました。

対談は後日早急にしなければ薬ができない。

白雪姫を始末できない。

お妃様は薄ら笑いを浮かべて微笑んだ。



白雪姫はベッドに横たわったまま深い眠りについています。

横には睨んだまま立ちすくむ人影。



こいつは誰だ。

なぜここにいる。

焼いてしまおうか。

食べてしまおうか。

ここにおいておこうか。

飼ってみようか。

起こしてみるか。



白雪姫は誰かに起こされて起き上がりました。

傍らには小さい小人達。

睨んだまま動かない。

とてつもない威圧感。


何。

誰。

どうしてそんな目で見るの。

こんなのシナリオに書いてなかった。

どうして。






-続く-