東京ディズニーランドの迷惑行為対応とスシローの対応 | 中村むねひら 「孤独社会」を超えて

中村むねひら 「孤独社会」を超えて

孤独な日々ですが、前を向いて生きていきたいと考えています。元東京ディズニーランドスーパーバイザーとして、元ホームレスとして、そして、精神障害1級(PTSD)、身体障害1級(四肢麻痺)の傷害者として、社会に貢献できる忌憚なき記事を残していきたいと思います。

あきんどスシローが提訴を取り下げたという報道がありました。

 

提訴取り下げ自体は間違っていませんが、広報のあり方は評価できない内容でした。その理由は、少年の心の問題に触れていないからです。

 

少年側が心から反省し、二度と同じ間違いを繰り返さないと約束したのか、それとも、スシロー側が「大人げない対応」を改めると共に、日本社会の公器として少年の将来のことを考慮してのことなのかが分からないからです。

 

電台を生きる大人は、企業の知性もみています。有名な落語家のスシローCMを見るたびにそう思います。

 

 

以前のツイートから

 

#スシロー 元東京ディズニーランドスーパーバイザーの私なら

 

 「一生涯、スシローの顧客でいてください」と言う。それが「大人の対応」

 

仮に、少年が追い込まれ自殺したら会社として取り返しのつかないことになる。

 

「趕人不得趕上」 人を追うときは追いつめてはならない 禅語辞典 古賀英彦著より

<終了>

 

1983年の開園から数年間は、修学旅行生の迷惑行為が見受けられました。アトラクションを止める、傘で装飾品を壊すなどです。その場合どうしたのか、巷では「出入り禁止になる」などと書かれてきましたが、実際は違います。スーパーバイザーが「したこと」「こういう影響があった」ことを伝え、「社会人になったら通用しない」ことを理解させます。そうすることで、必ず謝罪してくれます。そして最後にこう言います。

 

「子どもを連れて戻ってきてください」と。

 

SNS時代を生きる少年たちは、孤独と隣り合わせで生きていると言えます。自分の居場所、仲間を失いたくないという気持ちが、あのような行動に結び付いた可能性も否定できないと考えます。そう考えると、この事件が起きた背景には社会的問題があるように思えてなりません。