目的は、日本に関連する事柄を、ネイティブによってロシア語でどう表現されているのかを知ることと、あとはロシア人の感覚などを知るため。
そういうったグループで交わされる内容は、大抵日本人や日本に対する悪口ばっかりなことが多い。中には本当に酷く日本人を蔑むような言葉も散見され、読んでいて、「じゃあ、自分の国に帰れば？
」と怒りたくなることも結構ある。特に、楽して生活保護や母子手当を手に入れようと画策するような輩のスレッドなどを発見した際には、本当に腹が立つ。でも、中には至極まっとうな意見や、日本人からの視点では気づけないことなどもあり、これはこれで新鮮味があって面白い。
そんな中先日あるスレッドを発見した。日露ハーフのお子さんを持つお母さんの投稿で、お子さんが通う学校から娘が髪を染めてくるか切るかしなければ退学！と言われたと。
なんでもこの学校では長期の休みの後には、必ず服装チェックがあるらしく、髪の毛も勿論チェックが入る。彼女の娘さんは、生まれながらに明るい茶色なので、それを説明するも初めは納得してもらえず、ついには赤ちゃんの時の写真を証拠として持ってこいと言われ、それを持参して初めて納得してもらえたと。
そしてこのチェック＆赤ちゃんの時の証拠写真を提出という作業を毎年（！）やらされていたが、今年はさらに厳しい先生にあたったようで、ハーフであるといったことや、小さい頃の写真などをもってしても納得してもらえず、「髪を黒く染めてこい！」と言われ、それを拒否すると「では髪の毛の特に明るい部分を切ってこい！」と言われたらしい。
これって人権侵害に他ならないと私は思う。そもそもなんでみんな髪の毛が黒くなくちゃいけないんですかね？もしその理由の一つとして、『子供は生来の髪の色をしているべきであって、髪の毛を染めるべきではない』というものがあるとしたら、この『生来明るい髪を黒く染めること』もまた間違っていると思うんですが。
こういう話を聞くと、本当に日本人として恥ずかしくなる。しかもそれをやってるのが教師ってマジで終わってると思う。
私が学生の時にも、『スカートは膝下』だの『リボン着用』だの『髪を染めるな』だのいろいろうるさかったけど（まあ、悉く破ってたけど←プ
）、未だにこういうのがあるんだとちょっと驚いた。当時も、私はなんでそれがダメなのか、誰も納得できる回答をしてこなかったので、それに従う気はなかったわけだけど、未だにちゃんと納得できる理由には出会ったことがない。この件の親子さんですが、結局クラス担任に話をして、髪の毛を染めることも切ることもしなくてよくなったそうです。クラス担任や校長に話してもだめなら、弁護士を雇って、それを強制してきた教師と学校を訴えるべき！という意見も見られましたが、そこまでの状況にはいたらなかったようです。
・・・・・・
ロシアにいてもね、ロシアの悪口ばっかり言ってる日本人もかなり多いです。私もいつもではないけど、ロシアやロシア人に対して毒を吐く時もあります。
やっぱり、人間にとっては、自分が生まれて育ったところが、基本的には一番過ごしやすくいいのだと思います。
加えて、結局理想的で完璧な人間などいないのと同じで、国もまた良い部分も悪い部分も持っていて、その中でどの部分をクローズアップするか？という違いだけで、どこに暮らしてもいいことも悪いこともあるのだと思う。
それにしても、日本のまるでロボット人間を量産するかのような教育の在り方は、どうなんだろうと私は思います。本当に。
そんなことを考えた夜でした。
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