ロシア式苦情の訴え方 | みゆーしゃのロシア日記

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ロシア人の旦那さんと結婚して、ロシアに移住。
ロシアでの生活についてや、ロシアの気になるニュース、ロシアでの子育て奮闘記などいろいろ書いてます。100%自己満足なブログです( ´,_ゝ`)

私たち家族が住むマンションは築5~6年で、比較的新しい建物なのですが、昔ながらのレンガ造りのロシアのマンションと違って、コンクリートな分建物内に音が響き渡ります。

そして、欠陥住宅なのか、年中誰かしらが修理工事をしてます。汗 で、ドリルで削る音とか、トンカチでとんとんやる音とか、すごく響きます。

以前、ぷっぷちゃんがまだ新生児の頃、まるで今にも壁を突き抜けてドリルが入ってくるんでは?!と思うくらいの騒音で、音源が上だというのはわかったので、上の階に苦情を言いに行ったことがありました。そしたら、修理工事をしていたのは、上の階の人ではなく、さらに2階上の住人でした。それくらい建物内で音が響くんです。

昨日も夜九時半ごろ、上階の人間がトンカチでとんとん何かを始めました。またか・・・と思っていたら、他の住人もイライラしていたようで、ОТОПЛЕНИЕというセントラルヒーティングのためのお湯が通ってる管があるのですが、それをガンガンたたき始めました。

ちなみにセントラルヒーティングの管とは、こういうものですね。↓



セントラルヒーティングとは市で管理している暖房で、市でお湯を沸かし、そのお湯が入った管をそれぞれの家中にはりめぐらすことによって家を暖める暖房システムです。

で、この管が家中にはりめぐらされているというのがポイントでして、つまりこの管は他の部屋の住人のところにも直につながっているということです。なので、この管をガンガンたたくと、ダイレクトに音が響くのです。

この点を逆に利用して、クレームに使うのがロシア人。隣人がうるさいときなど、「うるせーよ!!!静かにせいっ!!!」という苦情をこめてガンガンこの管をたたくんです。そうすると察しのいい人などは、「あ、隣人がクレーム言ってる。うるさかったかな?」と少し自粛するわけです。
まあ、気づいてるのに敢えて静かにしない人もいますけどね・・・。

そういう場合は窓を開けて、窓からマット言葉で罵りまくり、それでも駄目ならお宅ほうもーーーん、となるわけです。

ロシアもしっかり防音対策した家を建てるようになればいいのに・・・。



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