ピサに行ってきました | Miyuomilan イタリア生活備忘録

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2015年2月からミラノ近郊に住む駐在員妻です。
イタリア語学力ゼロからスタートする初めての海外生活を主婦目線で綴ります。
2016年9月、ブログ名変更しました。(旧・ひよっこ駐妻 イタリア生活備忘録)

チンクエテッレの次に向かったのがピサです。

ピサはやっぱり斜塔抜きには語れませんよね。
この城壁をくぐると…
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奇跡の広場、と呼ばれるドゥーモ広場です。広い!
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一番手前が洗礼堂、そしてドゥーモ(大聖堂)、一番奥が斜塔です。

小雨がぱらつく生憎のお天気でしたが、芝生の緑と大理石の建物のコントラストが素晴らしく…いつまでも見ていたい光景でした。

斜塔は想像以上に傾いていました。写真でうまく表現出来ないのが残念!

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猫パーンチ!
おぉーっとっと!

斜塔を前にすると、みなさん手のひらで支えるポーズで写真を撮ってしまいます。
あの人もこの人も次々と…ほら、みな反射的に。さながら盆踊り大会^ ^


ガイドブックによると、この斜塔、三層まで出来上がった時には地盤沈下で既に傾き始め、工事は中断。約100年後工事が再開されたものの更に傾きは増し、結局、上層部の中心軸をずらして作り上げてしまったそう。こんな立派な建物なのに…やっつけ仕事ですか⁈いや、緻密な計算だ!とイタリア人なら言い訳しそう。
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言われて見ればなんとなく、ズレてます。

その後も傾き続け、一時は本当に倒壊の危機があったそうですが、長年の補強工事を経て現在に至るそうです。
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20ユーロ程で斜塔に登れますが、対象は8歳以上ということで我が家は断念。行かれる方は事前予約がベターのようです。



ピサの街の見どころは斜塔だけと思われがちですが、私の心を捉えたのが、市内のあちこちに残る城壁。至る所で見る事が出来ました。
かつて繁栄していた海洋王国ピサの覇権の面影があちらこちらに…
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イタリアの街の作りとして、ドゥーモ(大聖堂)って街の中心にある事が多いんですよね。つまり、城壁の囲いの中心に建っている事が多い。

でもピサは城壁のすぐ側にドゥーモがあって面白いなぁとおもいました。

ドゥーモ広場脇の城壁に凛々しく立つライオン像。
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斜塔は俺が守るぜ!って感じでしょうか?

ピサのみならず、トスカーナ州には城壁が完璧に残っているルッカや、シエナ、アレッツォ、サンジミニャーノ、花の都フィレンツェ…
行きたい所が多すぎます。


そして、食、も忘れてはいけません。
ピサは海も山も近く、トリュフの産地も近い。
ディナーで伺ったのは、「Hostaria Le Repubbliche Marinare」。創作風イタリアンもあり、美味しかったです。五種類の塩といただいたお肉が一番美味しかったです。
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そして珍しく、世界各国のシングルモルトウイスキーが沢山置いてありました。日本の山崎、余市も並んでいましたよ。



そんなこんなでパスクワの旅行は大満足のうちに終了。ミラノから南下した今回の旅行。今度はトスカーナを攻めてみたいな。