我が家のガウディ計画② | Miyuomilan イタリア生活備忘録

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2015年2月からミラノ近郊に住む駐在員妻です。
イタリア語学力ゼロからスタートする初めての海外生活を主婦目線で綴ります。
2016年9月、ブログ名変更しました。(旧・ひよっこ駐妻 イタリア生活備忘録)

続いて向かったのが、グエル公園。
この時点で、娘はかなりグロッキーだったのですが、見学予約を入れていたので、迷った末に強行しました。ごめんね、娘。

市内中心部から少し離れたグエル公園。
少し高台にあるため、バルセロナ市内を見渡すことが出来ます。
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ガウディのスポンサーだった実業家グエル氏が施主となり、郊外に自然と芸術が調和した分譲住宅を作ろう!というコンセプトの元に作られた場所のようです。いわゆる、「田園都市構想」ですね。

ところが、このコンセプトが当時の人々に受け入れられず、60区画のうち売れたのは、グエル邸、ガウディ邸とトゥリアス邸の3区画のみだったそうです!

ガウディ作品を巡ると、彼のスポンサーだったグエル氏の存在が見えてきます。今でさえ斬新なガウディの芸術を受け入れバックアップした、グエル氏の審美眼、懐の深さを痛感します。


そんなこんなで訪れたグエル公園。
エントランス時点ですでにおとぎの国気分。
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確かに広大。これにガウディ作品が60邸並ぶ様はどんなだったでしょう?

主だった建築物はこちら。
ゆっくり写真が撮れず…。イマイチスケール感が表せてないなぁ。
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公園のシンボル、トカゲくん。
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有名なこちらのタイル細工のテラスは、ガウディの弟子ジュゼップ・マリア・ジュジョールの貢献大だそうです。
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無地だけでなく、模様入りのタイルもふんだんに使用。可愛いらしい。
訪れるまでは、このテラスのある広場は石畳だと思っていましたが、土の地面なんです。サッカーとか出来そうな広さでした。


グエル邸は今、小学校になっているそうです。なんて贅沢な小学生でしょう…!
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世界遺産ですから、公園といえどもボールなどで自由に遊べるわけではありません。
でも、自然の中で、大人はゆっくりベンチで寛ぎ、子供は自由に遊びまわり…そんな光景をガウディやグエル氏も思い描いていたのでしょうね。
お弁当持ってのんびりしたいなぁ…と思う私は日本人。


グエル公園の入園料は8ユーロ。ネットだと7ユーロ。30分毎に400人の人数制限があります。
ガウディ邸は今、博物館になっていて、入場には別途5.5ユーロ。

数年前に夫がこちらに来た時は入場無料だったそう。最近、他のガウディ作品の入場料が跳ね上がり、結果、無料のグエル公園に人がわんさかやってきて、大変なことに!それから有料となったそうです。

他のガウディ作品がどれだけ高いか?はまた後日。