我が家のガウディ計画① | Miyuomilan イタリア生活備忘録

Miyuomilan イタリア生活備忘録

2015年2月からミラノ近郊に住む駐在員妻です。
イタリア語学力ゼロからスタートする初めての海外生活を主婦目線で綴ります。
2016年9月、ブログ名変更しました。(旧・ひよっこ駐妻 イタリア生活備忘録)

しばらく間が空きましたが、バルセロナ旅行記の続きです。

バルセロナはなんといってもガウディの街。
特にサグラダファミリアは、むか~~し昔、子供の頃、某メーカーのウィスキーのCMで見て以来、ずっと記憶の片隅に残っていた場所でした。30年越し!の夢、ですよ。

私達のバルセロナ滞在は、移動日を除き丸々3日間ありました。初めに1日かけてガウディのメイン4つを見てしまおう!というのが、我が家のガウディ計画。

ところが、娘の発熱により、あやうく計画未達成となりかけ…30年越しの夢、頓挫か?
と思われました。
でも。
「良い歳をして夢見て何が悪い!どんな難問にも必ず答えがある。どうか娘の解熱に力を貸して欲しい!」と、阿部寛並みの意気込みで薬局に駆け込み、薬をゲット。
幸いなことに、この薬が良く効き、なんとか3日間かけてメインの4つは巡る事が出来ました。


まずサグラダファミリアから。
{E972429F-2CBC-491E-BA4D-BAC8023672A9:01}

なんとなく、この手の大教会は、前に石畳の広場がひろがっているものだと思っていました。ところが普通の道沿いに立っているんです、東京タワーのように。タクシーで横付けされてちょっとビックリ。東側&西側共に、道を渡ると公園があるんですけどね。

着工から130年が経った今でも建築中のサグラダファミリアですが、建築技術の進歩で工期が150年も短縮し、2026年が完成予定だとか。生きている間に見れそうだ!でもヤングコーンのような この塔はあと数本、一番大きな塔はこれから、といったように、まだまだ増築されるようです。あと10年で本当に出来るのかしら?

{6D8EE0CC-BB5D-4916-84C1-6ED6D2C157B7:01}
「生誕のファザード」と呼ばれる東側の入り口。キリストの誕生を表した彫刻の数々。圧巻。


これらの天使は、サグラダファミリア主任彫刻家・外尾悦郎さんの作品。

{B44C4824-448D-4D9F-B9F0-F6CC16D9562F:01}


規模も大きいですが、彫刻ひとつひとつの仕事が細かくて…自然との調和が生み出す愛らしさも随所に見られます。上の方には葉っぱとハト、足元の葉っぱの上にはてんとう虫がいたり…。塔の上のフルーツは外尾氏の作品だとか。
{B93A02C4-5FA5-433F-9F81-AAAC704A40FB:01}


太陽が沈む西側にある「受難のファザード」。
{EF9E26B6-01B4-40E0-883C-4D87641F3E57:01}
キリストの受難・死を表した、東口よりシンプルな彫刻。磔にされたキリスト様が見えるでしょうか?
南側の「栄光のファザード」はまだ建設中。


今は教会内部にも入れます。
ステンドグラスも本当に美しく…教会というより、現代アートを見ている気分。
{0854AB77-EE75-4DFB-865D-DD0DCF16B1A5:01}

石で出来た森?のよう。よく言われているように、ナウシカの腐海を思い出しました。
{15B0C0DC-B8E5-4CAB-AE10-BFE6437D17A3:01}
こんな教会、唯一無二ですよね。

地下には礼拝堂と博物館がありました。博物館にはガウディの残した設計図、模型など詳しく展示されていました。


実はエレベーターで塔の上に登れるのですが、対象は6歳以上から。3歳の娘のいる我が家は敢え無く断念。
2026年以降にリベンジです!


因みにサグラダファミリアの拝観料は13.50ユーロ。エレベーターは別途4.50ユーロ。
高いですよね。でも他のガウディ作品に比べれば安い方です!
チケットはネット購入がおすすめ。予約が無い場合、ハイシーズンは1時間待つことも有るそうですのでご注意を。



長年の夢のひとつを消化した感慨にふけりながら、次にグエル公園に向かいました。

続く。